【大学】「防火・防災訓練」を実施
2024年4月8日(月)に、全学で「防火・防災訓練」を実施いたしました。この訓練の模様を、総務部庶務課 佐久間が報告いたします。
2024年4月8日(月)12:00から、南海トラフ地震(震度6強の地震)の発生を想定し、福山地区消防組合西消防署の協力のもと、「防火・防災訓練」を実施しました。新型コロナウイルス感染症の影響で2020年度からは部分的な訓練及びビデオ教材の視聴でした。今回の「防火・防災訓練」は、全学を対象として実施して、学生・院生および教職員約500名の参加がありました。
訓練は、学生・院生および教職員(各部局・各部署)での状況に即した対応力を高めることを目的として行われ、実際の災害を想定し、在館者の避難誘導と安全確保・避難完了、怪我人が発生した際の通報経路等の確認、また、災害で生じた火災への消火活動訓練および実際の119番通報等、実践的な訓練が行われました。
当日参加した学生や教職員からは、「学内での避難経路が確認できて安心した」や「各地で地震等が発生しており、いつ災害が起こるか分からない中で、今回参加し以前より防災への意識が高まった」との声が聴かれました。
今後30年以内に高い確率で発生が予想されている南海トラフ地震は、地震の発生時期や場所・規模を確度高く予測することは困難であると考えられており、広島県福山市においても“震度6強”の揺れが想定されています。
地震をはじめとした被害予測の難しい災害等においては、日ごろの訓練を繰返し行うことにより対応能力を向上させることが重要です。訓練を通して身体が覚えていなければ実際の災害時に到底対応はできません。
今回、全学で開催された「防火・防災訓練」を通して得た反省点や課題等を踏まえ、継続的に防災訓練を実施し、防災意識を高めて日頃から災害に備えることで、“いざという時”に大学=学生・院生、教職員の皆さまへの被害を抑えることができるのではないでしょうか。
当日、「防火・防災訓練」へご参加くださいました、学生・院生および教職員の皆さま、ありがとうございました。
学長から一言:南海トラフ地震を想定した今年の訓練は、従来の所在場所や構成員を限定した部分的なものでなく、初めての全学対象訓練でした。予想外の大災害に遭遇したとき、生死を分けるのは人の運と本能的な勘、そしてそれらを補うのが日頃からの訓練ではないでしょうか。厄災が起こらないことを第一に祈りながら、起こったときの備えをしっかりしておく必要性を改めて感じました。