【建築学科】祝!3年生2名が二級建築士試験に合格しました!
12月7日(木),二級建築士「製図の試験」の合格発表があり,建築学科在学生から2名が合格しました(投稿時点での判明分)。おめでとうございます!このことについて,学長室ブログメンバーの山本がお伝えします。
●はじめに
さて,昨年12月7日(木),二級建築士「設計製図の試験」の合格発表があり,建築学科3年の楠本哲平さんと山本菜々子さんが見事合格しました。おめでとうございます!二級建築士試験の今年度合格率は22.3%の狭き門であり,合格者平均年齢は26.9歳になるそうで,在学中の合格は快挙といえるでしょう。
●建築士を目指すには
建築士とは,建築士法に基づく資格で,国土交通大臣又は都道府県知事からの免許の交付を受け,建築物の設計及び工事監理等を行う技術者の資格です。全ての構造・規模・用途の建築物を扱える「一級建築士」,住宅のような比較的小規模な建築物のみ扱える「二級建築士」,より小規模な木造建築物のみ扱える「木造建築士」の3つの種類があります。
建築士になるには,法律が定めた科目を修めて学校等を卒業後,建築士試験に合格し,実務経験を積む必要があります。PRになりますが,すべての建築士試験の受験資格に適合した学校等は,備後地域では福山大学が唯一です。
一級建築士は本学のような大学を卒業後の受験になりますが,二級建築士は工業高校などで必要な科目を修めていれば,本学在学中にも受験可能です。いずれの建築士試験も,「学科の試験」と「設計製図の試験」とに分けて二段階で行われます。本学では,在学生に対し,受験料補助など,取得支援プログラムも充実しています。
二級建築士試験に合格した楠本哲平さん(左)と山本菜々子さん(右)
●合格者の声
このたび二級建築士に晴れて合格したお二人からコメントをいただきましたので紹介します。
楠本哲平さん(建築学科3年,建築コース・エンジニアリング系,広島県立福山工業高等学校出身)
「受験してみて、二級建築士は努力したら合格する資格だと思いました。特に製図試験は、周りの人たちよりどれだけ練習したかで、合格するかしないかが決まるのだと思います。また、今回の試験勉強で最も大切だと思ったことは、周りの人達と自分を比較することです。比較することで、自分の実力も大幅に向上しました。」
山本菜々子さん(建築学科3年,建築コース・デザイン系,広島県立福山工業高等学校出身)
「合格がわかった時、嬉しくてホッとしました。両親や先生の支えがあっての結果だと思うので感謝の気持ちでいっぱいです。試験勉強では、時間内に図面を完成させる為に、夏休みに毎日学校にいき本番を意識した練習をしました。将来は住宅の設計に携わることが目標なので、身についたことを活かせるようにがんばりたいです。」
●おわりに
今年度の設計課題は「専用住宅(木造)」でした。合格した二人とも大学の授業と両立を図りながら(夏休みも返上で)よく頑張りました。来年度の二級建築士や一級建築士の試験合格を目指して勉強に励んでいる在学生や卒業生も多くいると聞きます。皆さん,良い便りを待っています!
学長から一言:二級建築士試験に大学在学中に合格という快挙を成し遂げた建築学科3年の楠本哲平さんと山本菜々子さん、おめでとう! この試験の合格率は2割ばかり、合格者の平均年齢は26.9歳と聞くと、その難関ぶりが分かります。すべての種類の建築士試験の受験資格を満たしている備後地域で唯一の養成機関の我が建築学科ならではの成果であり、喜ばしい限りです。