【機械システム工学科】小学生対象のポンポン船作りを指導しました!
向島ドック株式会社と日本中小型造船工業会が主催したイベントが7月30日に実施されました。このイベントに機械システム工学科の中村准教授と機械システム工学科の学生7名が参加しました。この様子を工学部機械システム工学科の学長室ブログメンバーの小林が報告します。
子供たちに海への関心を喚起することを目的に、日本財団が行っているプロジェクト「海と日本PROJECT」の催しとして、向島ドック株式会社と日本中小型造船工業会が主催したイベントに参加して来ました。
イベントでは、普段見ることが出来ない工場内や修繕中の船底などの見学会や高所作業車や溶接シミュレーター体験などが行われました。このイベントの中で、写生教室を尾道市立大学が、工作教室を福山大学が担当し、小中学生の思い出作りのお手伝いさせて頂きました。昼食には焼きそばやかき氷のキッチンカーも出店され、約400人が参加するイベントとなりました。
<修繕中の船底を見学>
<乾ドックの見学>
工作教室では、作る前にポンポン船が蒸気で走ることや、蒸気を使った身の回りにある物などの説明が行われました。機械システム工学科の学生7名がポンポン船作りの講師を担当しました。アルミニウムのパイプを曲げるのが一番の難所でしたが、個別に曲げるコツなどを教えて回り、参加した28名の小学生全員がポンポン船を作りあげました。
<ポンポン船製作中>
午後からは、さっき作った船を特設プールで走らせました。ちゃんと走るかとても心配でしたが、すべての船が無事ちゃんと走りました。夏の良い思い出になれば幸いです。
<作った船をプールで走らせてるところ>
学長から一言:子ども達が海や船に親しむために催されたイベントで、ポンポン船づくりに取り組んだ子ども達を本学の機械システム工学科の皆さんが指導。尾道の向島ドックでは、普段見ることのない大きな船を前に、きっと歓声が上がったことでしょう。造船も機械工学研究の守備範囲。小さな模型船に留まらず、本格的な海洋機械への取り組みが期待できるでしょうか。