【工学部】Ogaki Mini Maker Faire 2024 に出展しました!

福山大学のMakers (福山大学工学部の学生・教職員のグループ)の作品(https://www.iamas.ac.jp/ommf2024/maker/makers-from-fukuyama-university/)を、11月23日と24日に、岐阜県大垣市のソフトピアジャパンセンタービルで開催されたMakersフェス、Ogaki Mini Maker Faire 2024 (OMMF2024, https://www.iamas.ac.jp/ommf2024/)で出展し、沢山の方々に見ていただきました!
情報工学科の山之上、機械システム工学科の小林から紹介いたします。

 

福山大学のMakersのブースの前で記念写真

福山大学のMakersのブースの前で記念写真

Maker Faireは、様々な分野のつくり手「Maker」たちが全国から集まり、つくったものを見せ、語り、その楽しさを共有するDIYの祭典です(2018.08.10の学長室ブログ)。Mini Maker Faireはコミュニティが主催するローカル版であり、大垣での開催は2010年に開催した前身となるイベントから数えて8回目でした。非常に多くの人が集まるMaker Faire Tokyoとは違った、地方開催ならではのゆったりとした空間と雰囲気で、ゆっくり楽しむことができる祭典です (https://www.iamas.ac.jp/ommf2024/about/)。

我々、福山大学のMakersのOMMFでの出展は、2020年に引き続き、2回目になります(2022.2.21の学長室ブログ)。また、4月末のMaker Faire Kyoto 2024(MFK2024, 2024.05.28 のFukudai Mag)に引き続き、今年2回目のMaker Faire での出展になりました。

昨年のMaker Faire Tokyo 2023(2023.10.24の学長室ブログ)のときと同様に、福山大学工学部の同窓会からは参加学生の旅費のご支援をいただきました。同窓会の皆様に感謝いたします。

今回、福山大学のMakersは、以下の5点の展示を行いました。

ぬいぐるみ型ゲームコントローラ

情報工学科3年生の布施優人君が作成した、人工知能を使った、ぬいぐるみ型ゲームコントローラです。ゲームでよく使われている上下左右の移動のボタンがあるコントローラではなく、カメラの前でぬいぐるみを移動させたり,ポーズをとらせたりすることで、ゲームを楽しむことができるものです。ボタンを押す方法などを知らなくても、ぬいぐるみを動かすだけでよいので、小さな子供さん達に大人気でした(大人の人たちにも好評でした)。この作品は今年の3月に開催されたInteraction という情報処理学会のシンポジウム(2024.03.14の学長室ブログ)でも人気を集めたのですが、その時は、子供さん達はいなかったので、今回、子供でも簡単に使うことができるコントローラとしての威力を再確認できたと思います。また、幼児教育関係者を含む多くの方々の関心を集めていました。

ぬいぐるみ型ゲームコントローラで遊ぶ子供たち

ぬいぐるみ型ゲームコントローラで遊ぶ子供たち

Real->Virtual転送システム

山之上教授が30年前から研究を行っているテレポーテーションシステム(https://protopedia.net/prototype/5834)に関する作品です。一種の積み木で組み立てたものが、パソコンの中の仮想空間に転送される、というものです。カメラなどで形を撮影するのではなく、組み立てたもの、そのものが自分で自分の構造を把握するようになっています。今回、Real->Virtual(https://protopedia.net/prototype/2730)だけでなく、Virtual->Realの部分も加えて、テレポーテーションが一通りできるものを出展しました。この展示は高校生や大学生や技術者や教員を含む多くの大人の方々に熱心に見ていただきました。

テレポーテーションシステムを説明する山之上教授

テレポーテーションシステムを説明する山之上教授

ママモビ

工学部機械システム工学科小林研究室で取り組んでいる小型モビリティに関する作品です。
小林研究室で開発している小型モビリティ(ママモビ)は、子育て中のお母さんや高齢者の方の新たなる交通手段として開発している3輪のリバーストライクです。今回は、展示だけでなく走行しているところも見ていただきました。また、ママモビの後ろに小さな座席をけん引し子どもに乗っていただく体験も行いました。

デモ走行するママモビ

デモ走行するママモビ

GamePoyno 2

工学部の「みらい工学プロジェクト」の「フィジカルコンピューティング」の授業などで学生が作った小型ゲーム機です(2019.08.02の学長室ブログ)。前回のOMMF2022 でも展示して好評でしたので、電気電子工学科の伍賀准教授のところで作っている「ペラコン」と共に展示しました。機械システム工学科2年生の片田君が、工学部のパンフレットを配布しながら、お客様に説明しました。

GamePoyno2 とペラコンと工学部のチラシ

GamePoyno2 とペラコンと工学部のチラシ

テレポートドレッサー

山之上教授が2020年頃制作した着る電光掲示板です(https://protopedia.net/prototype/1812)。オープンキャンパスや様々なイベントで利用しています。インターネットにつながっていて、スマホ等で連携しているWebページを表示し、そのページで操作を行うことで、好きな時に好きな表示を行うことができます。アニメーションの表示も行うことができます。

テレポートドレッサーを着てテレポーテーションシステムの説明を行う山之上教授

テレポートドレッサーを着てテレポーテーションシステムの説明を行う山之上教授

展示の他、福山大学工学部のパンフレットの配布も行いました。機械システム工学科の海洋機械コースのチラシ(https://www.fukuyama-u.ac.jp/wp-content/uploads/2024/09/海洋機械コースチラシ_202409.pdf)35部も持って行ったのですが、大部分を配布することができました。我々のブースに来た人の中には、すでに海洋機械コースができることを知っている人もいました。

 

学長から一言:大垣市にものづくりの匠や愛好者が集まって開催されたフェスティバル「Maker Faire」で、本学工学部の皆さんが日頃の研究成果の一端を披露し、入場者を大いに沸かせたようです。出展した内容は情報工学や機械工学が絡む本格的なもの。とくに学生の皆さんは、自分たちの作品をいかに魅力的に説明するか、発信力を大いに鍛えることができたことでしょう。