【心理学科】ボランティア後期活動報告第1弾!(PACEとCyPat FUがふくやま子どもフェスティバルに参加!)
前期の活動報告が終わっていない状況ではありますが、本日は、後期のボランティア活動報告として、1年生対象の授業「地域とボランティア」での活動紹介と福山市若者・くらしの悩み相談課と協働で参加したふくやま子どもフェスティバル2024への参加について,心理学科の水師がご報告します(ボランティア前期活動報告第1弾はこちら)。
1.授業「地域とボランティア」での活動紹介
10月28日(月)に、PACEとCyPat FUのメンバーが、1年生対象の授業「地域とボランティア」にて、それぞれの活動紹介を行いました。
「地域とボランティア」とは、大学生に地域でのボランティア活動に関心を持ってもらうために、ボランティアの種類や必要性などについて理解してもらうことを目的とした授業です。地域と大学が連携すること、大学生が地域に貢献することは、域学連携として今の時代まさに求められているものではないかと思います。
今回、昨年度に続き学生ボランティア団体のゲストスピーカーとして、PACEとCyPat FUのメンバーに活動紹介をしてもらえないかと、授業担当の金平希講師から依頼がありました(昨年の様子はこちら)。
PACEの活動紹介は、中原晴菜さん(捜査心理学研究室3年・福山暁の星女子高等学校出身)と櫻木歩夢さん(社会心理学研究室3年・岐阜高等学校出身)が行いました。
PACEでは、地域安全マップの作成指導や地域安全教室の開催のために小学校訪問していることやイベントで広報啓発活動をしていることを紹介しました。市役所と協働して活動していることや資金調達についての紹介も行い、たくさんの人に支えられてこの活動ができていることを伝えることができました。
<PACEの活動紹介の様子>
CyPat FUの活動紹介は、神原知弥さん(心理臨床コース2年・金光学園高等学校出身)が行いました。4年生の小野亜斗夢さん(CyPat FU代表・捜査心理学研究室4年・笠岡高等学校出身)、藤原彰紘さん(捜査心理学研究室3年・東林館高等学校出身)、松田教佑さん(捜査心理学研究室3年・尾道高等学校出身)、山本暁さん(捜査心理学研究室3年・芦品まなび学園高等学校出身)も横で温かく見守っていました。
CyPat FUでは、広島県警サイバー犯罪対策課と協働で、XでのサイバーパトロールやInstagramでの広報啓発活動、小学校・地域での防犯教室を行っていることを紹介しました。活動への評価についても紹介し、今年度内閣総理大臣賞を受賞したことをはじめ、過去受賞した実績を報告しました。
<CyPat FUの活動紹介の様子>
CyPat FUは、毎週の定期活動において、サイバー犯罪被害を防止することを目的とした注意喚起の標語を作成し、Instagramで投稿しています。定期活動を少し体験もらうために、また少しでもサイバー防犯に興味を持ってもらうために、今回は受講生にも挑戦してもらいました。
内容は、今まさに大学生が注意すべき「闇バイト」についてです。知らないうちに犯罪に巻き込まれないように、防犯意識を高めてもらうような標語を作ることが課題でした。標語作りは初めてだったり、慣れていなかったりする受講生も多かったと思いますが、最終的には素敵な標語がたくさん完成しました。その一部、「推し標語」をCyPat FUのInstagramでも紹介していますので、もし良ければご覧ください!
<標語作成の様子>
受講生からボランティアメンバーに対する感想や質問を紹介する時間もありました。活動頻度やメンバーの男女比についての質問や、「魅力的な活動だと思った。」「自発的な活動をしているので尊敬した。」などの感想がありました。受講生がボランティア活動に興味があることが伝わってきました。
また、受講生の中にはPACE・CyPat FUともに今年度入った新メンバーがいるので、前に出てきて活動についての感想を伝えてもらいました。同級生の前に立つのは緊張したようですが、無茶ぶりに戸惑いつつも、きちんと自分の経験や思いを伝えてくれました。新メンバー獲得に繋がる呼びかけにもなったと思います。
<1年生が感想を述べる様子>
最後に受講生とPACEとCyPat FUのメンバー、金平講師、大杉朱美准教授(ボランティア顧問)と一緒に集合写真を撮りました。
<「地域とボランティア」での集合写真>
教壇に立って講義をするというのはなかなかないので緊張したと思いますが、受講生に私たちの活動が良く伝わったと思います。PACEとCyPat FUのメンバーにとっても、受講生にとっても良い機会になりました。
2.「ふくやま子どもフェスティバル2024」での防犯イベント
PACEとCyPat FUのメンバーは、11月3日(日)に開催された「ふくやま子どもフェスティバル2024」で防犯イベントを行いました。
ふくやま子どもフェスティバル2024は、子どもたちがさまざまな活動や体験ができるイベントです。PACEとCyPat FUのメンバーは、福山市役所市民局まちづくり推進部若者・くらしの悩み相談課との協働で(こちらも昨年に続き2回目です!)、活動紹介の展示と防犯クイズを行いました(過去の福山市役所との協働についてはこちらもチェックしてください)。
展示コーナーでは、実際の地域安全マップや小学校等での活動を紹介するポスター(PACE)、普段行っているサイバーパトロールやInstagramでの広報活動や小学校でのサイバー防犯教室について紹介するポスター(CyPat FU)を展示しました。
防犯クイズは子どもフェスティバルに来場する未就学児から小学校高学年までの児童を対象として、合計4回行いました。PACEが防犯に関するクイズを3問した後で、CyPat FUがサイバー防犯に関するクイズを3問行いました。メンバーは、子どもたちに問題が見えやすくなるように大きなパネルを持ちながらクイズを出しました。
PACEの防犯クイズでは、キーワードを使って、どんな場所が危険かを理解してもらうように分かりやすく説明していました。子どもたちとコミュニケーションをとりながら防犯について伝えることができたと思います。
<PACE福山支部のメンバーがクイズをする様子>
CyPat FUのサイバー防犯クイズでは、インターネットを利用する上でのお約束を分かりやすく伝えました。子どもでもインターネットを使用する時代ですから、楽しく注意点を学ぶことはとても大切です。
<CyPat FUのメンバーがクイズをする様子>
今回は新しいメンバーの1、2年生がクイズを実施しました。初舞台で緊張気味なメンバーもいましたが、練習の成果を発揮すべく皆頑張りました。近くの大きなステージでの催しもあったので、声が通らず苦戦している場面もありましたが、子どもたちとコミュニケーションを取りながら、理解を促す良いクイズが実施できたと思います。
上級生は、1、2年生を横で温かく見守りながらサポートしていました。先輩から後輩への引継ぎも、福山大学のボランティア活動の伝統の一つであり、良いところだと思います。
今年は、ブースの場所がメインステージから遠く、人の流れがなかなか向かずブースに気付いてもらえない!というハプニングがありました。はじめは焦ったメンバーでしたが、子どもが好きな風船があれば集客できるかも!という学生の意見から、急遽風船を買いに走りました。そこからメンバー皆でバルーンアートを作成し、犬やネズミ、刀等が次々に出来上がりました。狙い通り、子どもたちに大好評だった風船は、防犯クイズ後に防犯グッズと一緒にプレゼント。開始早々のハプニングでしたが、臨機応変に対応できました。
<プレゼント争奪戦>
最後に今回参加したメンバーとの集合写真を撮影しました。
<「子どもフェスティバル2024」での集合写真>
「ふくやま子どもフェスティバル2024」に参加したメンバーの感想を一部紹介します。
・松田教佑さん(CyPat FU・捜査心理学研究室3年・尾道高等学校出身)
後期に入って初めての大きなイベントでした。ブース場所の都合で声が通らない中クイズを出すのに苦労しました。そんな中でもみんなが協力して楽しく取り組むことができました。今回は後輩たちをサポートする役回りで心配していましたが、みんな一生懸命頑張っていたので感動しました。
・原怜花さん(PACE・心理学科1年・総合技術高等学校出身)
今回は私たち1年生が初めてクイズを実施しました。とても緊張して思ったよりも言葉が詰まりましたが、用語を間違う等の大きなミスはせずにできたので良かったです。課題点はたくさん見つかったので、これからもっと練習して先輩のようにクイズを実施していけるよう頑張ります。
ご参加・ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。今後も、PACEとCyPat FUの活躍をご期待ください!
PACEとCyPat FUは「楽しく活動する」ことをモットーに掲げています。楽しく社会のために貢献できるような活動をこれからも頑張っていきます。後期活動報告はまだまだ続きますので、お楽しみに!
学長から一言:心理学科が積極的に展開する課外のボランティア活動を支えるグループ、CyPatFUとPACEが大活躍。本学の授業で地域におけるボランティア活動の重要性や意義を語り、地域の「子どもフェスティバル」では小さなお子さん達に安全に過ごすための術を伝授。先日の内閣総理大臣賞受賞を誇りに、ますます頑張って下さい。