【工学研究科】第23回情報科学技術フォーラムで大学院生が研究発表

第23回情報科学技術フォーラム、FIT (Forum on Information Technology) 2024は、電子情報通信学会の情報・システムソサイエティ(ISS)とヒューマンコミュニケーショングループ (HCG)、及び情報処理学会とが協力して9月4日(水)~9月6日(金)に開催した研究集会です。その様子について、工学研究科の中道から紹介します。
https://www.ipsj.or.jp/event/fit/fit2024/

 

研究の成果を発表する一般講演においては、602件(選奨論文100件、一般論文502件)の論文が集まりました。合計15分野に分かれて、分野ごとの最新研究動向を集中して聞くことができました。

この大会で、工学研究科1年の小山さんはヒューマンコミュニケーション&インタラクション分野において研究発表を行いました。

研究発表する小山さん

研究発表する小山さん

小山惇之介, 山田俊哉, 中道上, “操作手法とポインタ形状によるホットスポット認識位置の差異”, FIT2024(第23 回情報科学技術フォーラム)論文集第3分冊, pp.57-62, Sep. 2024.

発表者の小山さんからの説明と感想です。
「今回の発表は、ポインタデザインの研究になります。パソコンを使っているときに操作している矢印が身近なポインタデザインだと思います。ホットスポットはポインタの操作対象の判定位置になります。実はこのホットスポットの位置ですが、操作手法や形によって個人差があることを明らかにしています。直感的に操作可能な世界の実現に向けて、ポインタデザインってけっこう重要ということに共感していただき、発表後には多くの質問もいただいて活発な議論もさせていただきました。多くのコメントをいただき本当にありがとうございました。」

思ったところをクリックできない、そんな困難も小山さんの研究が進めば改善されていくことが期待できます。

発表後に記念撮影

発表後に記念撮影

3日目には中国支部40周年特別記念講演として、福山大学客員教授でもある西田友是教授の講演も行われました。

西田教授の講演

西田教授の講演

西田教授の授業は、後期の授業「暮らしとものつくり」でも受講できますので、ご期待ください。

 

学長から一言:情報関係の研究集会「第23回情報科学技術フォーラム」で発表した工学研究科1年の小山さん、お疲れ様でした。中道教授の指導の下、きっと皆さんが注目して下さる研究成果だったのでしょう。本学の西田友是客員教授の特別講演も行われ、フォーラムは大盛況だったことでしょう。