【生物科学科】ラオス国立大学との交流
生物科学科ではラオス海外研修として、学生12名と引率教員2名が、ラオス人民民主共和国を訪問しました。先だってラオス国立大学とのMOA締結について報告しましたが、今回はその数日前に行われた本学とラオス国立大との交流の様子を生物科学科の吉崎が報告します。
ラオス国立大学
ラオス国立大学(NUOL)は、ラオス人民民主共和国の首都ヴィエンチャンにある国立大学です。今回はその中の自然科学部(Faculty of Natural Sciences)を訪問し、学生および教員との交流が実施されました。
本会が始まるにあたり、自然科学部生物学科の学科長、カンファ先生よりご挨拶をいただきました。
また本学からは秦野琢之名誉教授もzoomを通じて参加し、今後の両大学での共同研究について展望を語ってもらいました。
続いて、本学の佐藤淳教授より瀬戸内のアカネズミからみた生態系についてセミナーが行われました。ラオス国立大にも研究領域の近い先生がおられて、大変興味を持って聞いて下さったようでした。
国際交流
次に、本学の学生たちが一人一人英語で自己紹介を行い、ラオス国立大の学生との交流が行われました。
初めは恐る恐るでしたが、若いので打ち解けるのも早く、google翻訳も使って何やらたいへん盛り上がっていました。
仲良くなった学生はLineを交換して、今も交流を続けているようです。良いですね、国際交流。お互いが刺激になれば、良い機会を提供できて我々も嬉しいです。
最後に、生物学科の研究棟を案内してもらいました。写真の部屋はラオスの貴重な生物資料が保管されています。まだまだ登録されていない新種も沢山あると聞きました。生物学者にとってはラオスは宝庫だと思います。
ラオス国立大学の自然科学部は、福山大学生命工学部と研究領域が近く、親和性があると感じました。今回締結したMOA(Memorandum of Agreement)を基に、新たな研究や人材交流に結びつけて行きたいです。
2022年度:①LAODI、②大学間交流、③小学校訪問、④番外編
2024年度:①奨学金授与、②ラオス国立大(MOA締結)
学長から一言:学部間交流協定の締結報告に続いて、今回は実際の交流活動の様子がよく伝わってきます。国際交流を推進する上での最大の難関は言葉でしょうが、「意志あるところに道は開ける」の諺どおり、参加した双方の学生の皆さんが大いに頑張ったようです。嬉しく頼もしいことです。更なる展開に期待します。