【電気電子工学科】福山市立緑丘小学校の「巨大イルミネーションで街を照らそう」点灯式に参加しました

前回のかかし祭りに続き、工学部電気電子工学科の田中准教授から,福山市立緑丘小学校のイベント「第12回 巨大イルミネーションで街を照らそう 点灯式」への出展の報告が届きました。その様子について、工学部電気電子工学科のFUKUDAI Magメンバーの伍賀がお伝えします。


第12回「巨大イルミネーションで街を照らそう」点灯式は、2024年12月6日(金曜日)17:30に福山市立緑丘小学校の校庭で開催されました。

緑丘小学校の校舎に光るイルミネーション2024

巨大イルミネーションが一斉に点灯した瞬間、会場は一斉にはどよめきとため息にあふれました。ここ数年でみても、すべてのイルミネーションが一瞬の差もなく同時に点灯できたのは初めてではないでしょうか。12年目に入るこの行事は福山市立緑丘小学校の伝統となっただけではなく、本年度テーマが「100年先までつなげ 緑丘の架け橋」とされたように、いよいよ世代をこえた伝統的価値を模索する段階になりました。

しかし、限られた予算の中で劣化の進んでいくイルミネーションを保守しながら続けていくことは大変難しいことです。LED切れや断線を丁寧につなぎなおしながら、続けてこられたのは児童と先生方の情熱でした。第一回から連綿と受け継がれてきた“みつばのクローバー”は児童たちが暮らす3つの町のつながりを象徴するシンボルです。また、自転車による発電によるライトアップは自分たちの力で町を照らす役に立ちたいという感謝と報恩の心から、このイベントになくてはならないものとして続けられています。

伝統のシンボル“みつばのクローバ(点灯前)”と田中准教授

自転車による発電で羽根のイルミネーションが点灯

本年度は小学校の要望に応えて2つの新しいイルミネーションを提案しました。一つは「つながりのテープライト」(左写真)であり、リモコンで色や発光パターンを連携して操作できるものです。もう一つは「光るめがね」(右写真)でアクリル板に開けられた穴が輝くという怪しげな(?)オブジェクトです。今年は最初のお披露目でしたが、今後のイルミネーションでの活躍が期待されます。

つながりのテープライト

光るめがね(目の周りが光る)

次年度も世代を超えた価値を見出すために小学校と協力して続けていきたいと思います。

 

学長から一言:毎年、近隣の緑丘小学校のイルミネーション点灯のために支援や協力を惜しまない電気電子工学科の田中聡准教授が今年も一肌脱ぎました。美しい仕上がりに集まった方々は大喜びだったに違いありません。地元のために持てる知識や技術を提供するのは、地域との連携を大事にする本学の教員の鑑です。