【心理学科】草戸千軒お化け屋敷の開催報告(第2弾)!
広島県立歴史博物館との協働企画「草戸千軒お化け屋敷」の後半の様子をお伝えせぬまま、すっかり朝晩寒い季節になってしまいました。ようやく報告の準備が整いましたので、本日はたくさんの写真とともに、後半の様子を振り返りたいと思います。心理学科の学長室ブログメンバーの大杉がお届けします。
毎年恒例の夏休み企画、ふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館)と心理学科の博学連携 「草戸千軒お化け屋敷」 は、今年も8月26日(土)に無事閉幕しました(今年の開催のお知らせはこちら、開催報告第1弾はこちらをご覧ください)。
草戸千軒お化け屋敷は、犯罪心理学の研究成果を応用した(逆手にとった?)仕掛けが満載の心理学式お化け屋敷です。学生を中心に、博物館の皆さんと、心理学科の教職員も含めて皆で作り上げた、熱い(背筋の寒い?)4日間となりました。
イベントの流れはすでにこちらで報告しておりますので、今回はオフショット多めで、お化けの様子もチラッとお見せしながら、ご紹介していきます。最後に、イベントに参加してくださった皆様のアンケートの結果も少しだけお伝えします。
お化け屋敷の運営にも少しずつ慣れ、最初は戸惑っていた学生にも笑顔が見られるようになってきた後半。より効率的に運営していくにはどう動けばよいか、より参加者の皆様に楽しんでいただくにはどうしたらよいかを考えながら、それぞれの役割を全うしながら、皆で協力し合った2日間でした。
<集合は、いつもふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館)の入り口。このポスターが目印でした。第2部の集合時間には、薄暗くなる入口。雰囲気があります。>
<会場での注意点を楽しく説明したり、アンケートのサポートをしたりしています。前半2日はフレッシュな大学1年生組でしたが、後半2日は大学3、4年生のベテラン組による説明でした。>
<お化け屋敷は怖い?楽しい??実験は、捜査心理学研究室の3名が、協力して行いました。>
<館内の誘導を経て、暗ーい草戸千軒の大復原会場に入ります。会場内では小さな懐中電灯が頼り。献花をしてからスタートするミッションも演出の1つでした。>
今年度初の試みであった「歴史クイズ」では、正解してスタンプが集められる仕組み。スタンプを集めて、人形(ひとがた)のお札(ふだ)を完成させることで、お化け屋敷クリアのミッションとなる仕掛けも、「歴史×心理学」のお化け屋敷ならではの企画でした。スタンプ台紙もスタンプも、学生の力作です(下の写真右側)。
力作と言えば、今年も参加者の皆さんには「お土産」がありました。学生デザインによる缶バッチとクリアファイルは、「怖い!」、「かわいい!」と好評いただきました(下の写真中央と左側)。
<左から、お土産のクリアファイル、記念缶バッチ、お札(ふだ)となる人形(ひとがた)のスタンプ台紙です。>
第1弾の開催報告では、演出(お化け)班の写真が載せられませんでしたが、今回は少しだけご紹介します。来年以降のネタバレ防止のために、暗い会場内の様子はほどんどお見せ出来ませんが、以下、少しだけオフショットです。
<暗闇の中、連絡・調整係の学生が駆け回ります。参加者が来るのをじっと待ち構え、絶妙なタイミングで登場するお化け役。合間の休憩では、参加者の悲鳴を思い出し思わず笑みがこぼれます。>
<後半2日間で、異なる脅かしスポットを担当する学生もいました。19日のお化けが左、26日のお化けが右です。>
<県立歴史博物館の宮野館長と学芸員の石橋さん、杉山さんにも写っていただきました。>
<明るくなった会場にて、お面を外しての記念撮影。明るく綺麗な草戸千軒と、夜のお化け屋敷としての草戸千軒。どちらもとっても魅力的なんです!>
ここからは、企画に参加していた学生たちの記念写真を一挙にご紹介します!1日たった2時間の開催ですが、されど2時間。合計4日間、裏方、演出、それぞれに関わるたくさんの学生が、文字通り汗水垂らして頑張りました。
<参加したメンバーのオフショットの一部です。>
学年やゼミの垣根を越えて、学生たち皆で協力し合った5か月間。学生だけでなく、教職員もサポートしながら、何より博物館の皆さんとも密に連携させていただきながら、皆で作り上げた草戸千軒お化け屋敷となりました!
大盛況のうちに幕を閉じた今年のお化け屋敷について、参加者の皆様からいただいたアンケート結果の言葉を、ワードクラウド(テキストデータを可視化する方法。多く得られたワードほど大きな字で表されます。)にまとめてみました。狙い通り「怖い」かつ「楽しい」という、充実(?)のイベントだったことが伺えます。
<参加者の皆さんからいただいた草戸千軒お化け屋敷に関する感想のワードクラウド>
また、めったに経験できない夜の博物館についても様々な感想をいただきましたので、こちらもワードクラウドにまとめました。普段の博物館とはまた別の魅力がたくさん感じられることも、本イベントが好評となった大きな要因かと思います。
<参加者の皆さんからいただいた夜の博物館に関する感想のワードクラウド>
最後に、後半2日間の集合写真を載せておきます。
<3日目の8月19日の集合写真です。>
<最終日の8月26日の集合写真です。>
会場内では悲鳴をあげていた参加者の皆さんも、最後には笑顔で帰られました。運営として参加した私たちも、皆笑顔で締めくくることができました!
無事4日間のお化け屋敷を終え、学生たちは大きな達成感と充実感を感じているようです。広島県立歴史博物館の宮野館長をはじめ、歴史的な観点をふんだんに盛り込んだご指導をしてくださった学芸課の石橋さん、杉山さん、連携の調整をしてくださった総務課の桧山さん、川相さん、リハや準備に顔を出してくださった多くの職員の皆様に、心から御礼申し上げます。
また来年の夏、怖くて楽しい本イベントが開催できることと思います。今年惜しくも当選を逃した皆様、また来年是非ご参加いただけたらと思います。
ふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館)では、今後も楽しいイベントがたくさん企画されています。皆様ぜひ足をお運びください!
<くさどっきー ・ ふくりん ・ せんちゃん>
学長から一言:今やすっかり夏の風物詩になった感のある心理学科と県立歴博のコラボによる「草戸千軒お化け屋敷」。大学で学んだ恐怖心を掻き立てる心理学の知見も活かし、勢揃いした「お化けさん」たちが腕によりをかけた演出だったことでしょう。いつもご支援を賜る博物館の皆様へ私からも感謝を申し上げます。