【グリーンサイエンス研究センター】トークで自著本の紹介

みなさんこんにちは。グリーンサイエンス研究センター長の佐藤生物科学科)です。先週10月7日(月)未来創造館1Fディスプレーコーナーにおいて、グリーンサイエンストークを開催しました。久しぶりの開催ということで、まだまだ学内にこのトークの存在が浸透していませんが、これからもどんどん続けていきますので、ぜひいらしてくださいね!今回、来ていただいた学生・教職員のみなさま、ありがとうございました。今回のトークは、本学が誇る海と陸の生物多様性研究のなかのふたつです。今年刊行された2冊の本について、いわば著者によるビブリオバトルのような感じでした。残念ながら来ることができなかった皆さん、ぜひ本を読んでみてください!本については以前のブログでも紹介しました(進化生物学なぜテンプライソギンチャクなのか?)。

 

哺乳類の進化は面白い:生物科学科 佐藤淳

わたくし佐藤の方からは、今年7月に刊行した「進化生物学~DNAで学ぶ哺乳類の多様性~」の流れにそって、福山大学で20年以上展開してきた研究について15分でまとめて話しました。瀬戸内海の島々との出会いと島のネズミの進化の話から、学生が頑張って明らかにしたレッサーパンダの進化的由来、アザラシやアシカの味覚の退化の話、そして「なぜ進化生物学を学ばなければならないのか?」についてざざ~っとしゃべり倒しました。とても15分では話しきれませんでしたが、来られたみなさまに何かが届いていたら幸いです(こちらも参考に

研究者の人生は面白い・・・のか!?:海洋生物科学科 泉貴人

泉貴人講師からは、同じく7月に刊行した「なぜテンプライソギンチャクなのか?」について、さらに勢いのあるトークがさく裂しました。小気味の良いテンポのトークで、まるで落語を聞いているようでした。ギャグ、自虐、自慢が満載で、それでいて悪い印象を与えない圧倒的な知と、海の生物多様性の面白さを感じさせてくれる多様なクラゲたちの写真がとっても印象的でした(こちらも参考に)。楽しく学べそうですね。

次は10月21日(月)12時30分からです!薬学部の前原准教授がワン・ヘルスの研究プロジェクトについて、そしてインドネシアから来日中のアンドリア・アグスタ博士には植物共生微生物が産生する医薬品についてトークします。次回も楽しみなトークです。みなさん、ぜひいらしてください。

 

学長から一言:グリーンサイエンス研究センター主催でお昼休みに未来創造館の1階ディスプレイコーナーにおいて行われる「サイエンストーク」が始まりました。初回は、このFUKUDAI Magでもこれまでにも取り上げられた二人の研究者の近著を基にしたトーク。著者自身の説明から、書物の新たな魅力が発見できたことでしょう。息の長いイベントになることを祈ります。