【生物科学科】ラオス国立大学と教育・研究協定(MOA)を締結
生物科学科ではラオス海外研修として、学生12名と引率教員2名が、ラオスを訪問しました。その詳細な報告については、今後、いくつかのブログに分けて紹介する予定です。まず最初にお伝えすべきニュースとして、ラオス国立大学 自然科学部(National University of Laos, Faculty of Natural Sciences)と本学生命工学部との間で教育・研究協定を12月8日(日)に締結しましたので、そのセレモニーの様子を生物科学科の佐藤が報告します。
MOA (Memorandum of Agreement)
この度、両学部の教育と研究の協力を目的としてMOA(Memorandum of Agreement)を締結しました。この合意書に基づき、今後、両学部の間で、学生の交流や教員の共同研究が実施されます。まずは、ラオス国立大学 自然科学部 Lemthong Laddavong学部長からご挨拶いただきました。日曜日にも関わらずラオス国立大学の教員の皆様には多数お集まりいただき、大変感謝しております。
こちら側からは、福山大学、生命工学部の各学科の概要、生物科学科の教育の概要を紹介し、山本生命工学部長のメッセージをお伝えしました。実は学生と共に4日前に同大学自然科学部生物学科を訪問しており、その際に学部長以外の皆様には詳細をお伝えしておりましたので、この日は概要のみの説明をしました。学生の交流は後日ブログで紹介します。
共同研究
早速、両学部の中で、ラオス国立大学生物学科と本学生物科学科の間で共通に興味を持つ研究課題について、双方にどのようなことが可能なのかを議論しました。本学からは、生物科学科の松崎教授から預かった生物資源に関する研究提案について紹介し、その後、議論をすることで、研究を具体的に前に進める準備を行いました。爬虫類や両生類の分類学の研究者が出席されており、脊椎動物の生物多様性に関する研究でも連携ができそうでした。新種が見つかるなどするそうです。
MOA書類にサイン
最後に合意書にサインをしました。今回ラオスへの渡航の叶わなかった山本学部長の代理として、わたくし(佐藤)がMOA締結の役割を担いました。これで両学部の教育・研究において新たな道が開拓され、その第一歩が踏み出されたことになります。有意義な連携による今後の両学部の教育・研究の発展を期待します。私たち生物科学科の教員と学生も積極的にこの連携に関わることになるでしょう。今後の進展が楽しみな協定です。
今年のラオス海外研修の様子の紹介は今しばらくお待ちください。過去のラオス海外研修の様子は、以下の学長室ブログで公開していますのでぜひご覧ください
2022年度:①LAODI、②大学間交流、③小学校訪問、④番外編
2024年度:①奨学金授与
学長から一言:生命工学部生物科学科のラオス研修が過去何年かの実績を踏まえて、すっかり定着して来たようです。今回の研修期間中に行われたラオス国立大学自然科学部との学部間交流協定の締結で新たな展開が予想されます。調印式では、学生の引率で同大を訪問した佐藤淳教授と吉崎隆之准教授が学部を代表して大活躍。お疲れ様でした。これからの交流の発展を祈ります。