備後圏域経済・文化研究センター
Bingo Region Center for Economic and Culture Research
文化研究部門:地域資料活用研修
2022年度
第2回地域資料活用研修(詳細)
日時:11月5日
演題:「備後の偉人 窪田次郎の地域活動の原点を探求する―父・亮貞の手記を通して」
講師:菅波哲郎氏(元広島県立歴史博物館副館長)
概要:地域資料活用研修は、地域に伝わる貴重な資料の紹介を通して、地域の文化遺産に直接触れるための講義です。 今回は、地域の偉人、窪田次郎の地域活動の原点を、その父亮貞の日記から読み解きます。 窪田次郎は、幕末から明治にかけて地域の医療や教育等に貢献した偉人です。菅波哲郎氏は、窪田邸跡地に残る土蔵から、窪田次郎の父・亮貞の日記を発見され、広島県立歴史博物館に届けられました。現在、その解読が進められているとのことですが、今回は、発見者の菅波氏から、資料についてのお話をいただきます。
第1回地域資料活用研修(7月20日)報告
第1回 地域資料活用研修 報告文
1、演題:「備後の古墳時代―加茂町の古墳を通して」
2、講師:篠原 芳秀氏(元(財)広島県教育事業団事務局埋蔵文化財調査室長)
3、主旨:地域資料活用研修は、地域に伝わる貴重な資料の紹介を通して、地域の文化遺産に直接触れるための講義です。
篠原先生には、日本近現代文学研究ゼミのフィールドワークで、井伏鱒二が子供のころに遊んだと思われる古墳(土井1号古墳、同2号古墳)に連れて行ってもらいました。井伏の生家がある加茂町には、その他にも多くの古墳があることが知られています。
本講義では、その歴史的意味について、詳細な資料をもとに説明していただきました。
社会化教員や学芸員を目指す学生にゼミ生を合わせて、15,6名が先生の講義を聞きました。井伏鱒二の郷土観をめぐっては、現在ゼミで報告書を作成中であり、備後の文化の原点を考察しています。