【健康栄養科学科】第1回 市民フォーラムを開催しました!

健康栄養科学科 では、毎年6月と11月に市民フォーラム「食と健康のライフサイエンス」と題して、地域の方に向けて講演会を開催しています。

6月15日(土)に2024年度 第1回目となる市民フォーラムが開催され、本学科の学生をはじめ、地域住民・企業の方、管理栄養士の方など、58名の方にご参加いただきました。

今年のテーマは、「健康の第一歩は栄養から」です。

 

受付では、健康栄養科学科の1年生が参加者の方を迎えてくれました。

 

健康長寿のための食事法 ~栄養障害の二重負荷の視点から~

今回は「健康長寿のための食事法 ~栄養障害の二重負荷の視点から~」をテーマに、健康栄養科学科の 吉田純子准教授 が講演を行いました。

 

日本は、長寿国といわれていますが、要支援・要介護者の認定者数は増加傾向にあります。その背景には、栄養障害の二重負荷(過栄養、低栄養)が要因となっていることに触れ、過栄養・低栄養に対する食事のポイントについて、分かりやすくお話いただきました。

ポイントの一つとして、野菜やたんぱく質の摂取量をしっかり確保するために、食材の目安量を写真付きで紹介されました。1日に摂取すべき量のイメージがしやすかったのではないでしょうか。

さらに食塩の摂取量を減らす調理の工夫では、「下味をしっかりつける」、「だしを使う」などすぐに実践できる内容ばかりでした

 

健康チェック(体組成、握力、腹囲、骨密度測定)

講演の途中には、自身の体の状態を知るための健康チェックを行いました。

測定の様子をご紹介します。

こちらは、体組成を測定している様子です。

この体組成計1台で、体重はもちろん、体幹および左右の腕と足の筋肉量や脂肪量などを知ることができます。

測定項目の数の多さに皆さん驚かれていました。

 

続いて、握力測定の様子です。手に力が入らなくなるほど全力で握力計を握っていました。

 

最後は、骨密度を測定している様子です。

測定結果から同世代の標準値と比較することができます。

 

この他に、希望者は腹囲の測定も行いました。

4つの健康チェックコーナーを設けていましたが、当学科 学生スタッフの協力のおかげでスムーズに測定することができました。

学生さんにとっては、地域の方と交流が持てる良い機会になったと思います。

また、健康チェックは参加者の方にとても好評で、実施後のアンケートでは「体験型(健康チェック)で実感でき、生活改善意識が高まった」、「通常の健康診断では測定されない項目について知ることができて参考になった」とのお声をいただきました。

 

栄養相談室

講演が終わった後は、希望者が栄養相談室に参加しました。

市民フォーラムと同時開催している栄養相談室では、管理栄養士の資格を持つ学科教員が、食事や栄養に関する困りごと・気になることについて、個別にお話を伺います。

今回は、村上准教授山田講師 が相談に乗りました。地域の皆様の健康増進に繋がればと願っています。

 

ご参加いただいた皆様、スタッフの学生さん、本当にありがとうございました。

11月16日(土)には、第2回の市民フォーラムを開催します。

次回の講演テーマは、「健康な体づくりに役立つ栄養学」、「今日からはじめる 楽しい健康食」の2本立てです!

こちらにもぜひご参加ください!たくさんの方のご来場をお待ちしております。

 

この記事をシェアする