幅広い視点を持った薬剤師を目指して
地元の薬局・病院で5か月間の実務実習を行い、授業では学ぶことのできない臨床現場での多種多様な薬剤師業務を体験することができました。薬局実習では、患者さんへの服薬指導を多く経験させてもらいました。最初は薬の説明を上手くできないこともありましたが、一人ひとりの患者さんに適した説明ができるように考えながら話をすることで、わかりやすく伝える能力を向上させることが出来ました。病院実習では、がんの疼痛緩和ケアチームに参加させてもらいました。多職種カンファレンスにおいて、薬剤師の痛みに関する薬の知識を他の医療従事者と情報共有することが「最適な薬物治療の選択」に不可欠であることを学び、多職種連携が患者さんに生活の質の改善に繋がることを知ることができました。このような経験を踏まえ、私は将来、幅広い視点から薬の検討ができ「多職種連携による最適な薬物治療の選択」の一端を担える薬剤師を目指したいと思います。
薬学部 薬学科5年/薬物治療学研究室
宮丸 晶帆 さん(広島県立尾道北高等学校 出身)
取材日:2023年11月