2021年度博士(薬学)の学位記授与!
臨床の現場で薬剤師として活躍している本学卒業生が、2021年度に新たに博士(薬学)学位を取得しました。
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新型コロナウイルス感染症対策を十分に講じた上で、卒業生・大学院修了生への学位記授与式が3月20日(日)に2部制で執り行われ、今年も839人が大学を巣立っていきました。これに加えて、今春、新たに博士(薬学)学位の論文博士号の取得者も誕生しました。
2007年に本学薬学部を卒業後、2010年より尾道市民病院に勤務されている岡田昌浩さんが本学薬学研究科に学位請求論文を提出し、博士(薬学)の学位を取得されました。岡田さんは、同薬剤部で、日々、薬の専門家として忙しい業務の中で、医師や医療スタッフと連携しながら薬剤師の視点からの患者への対応について研究され、国内外の学術雑誌に研究成果を発表して来られました。そして、これまでの成果をまとめ「終末期がん患者のquality of life(QOL)維持における薬剤師による予後予測指標を用いた処方適正化」と題する学位論文を完成し、学位取得に至りました。
この論文の根底には、『薬剤師として患者さんの薬物療法に貢献したい、なんとか患者さんの生活がより良い生活になるよう支援したい』という精神が流れています。日々の薬剤師としての業務から生まれてきた研究です。
これまでにも本学で博士学位を取得された卒業生はいましたが、臨床現場で働く薬剤師としての学位取得は今回が初めてになります。論文博士号の授与式は慣例として学長室で行われますので、全学の学位記授与式の当日、岡田さんの他に、論文作成を指導した前田教授と私とで学長室を訪問しました。
学位記授与の様子
博士の学位を取得され、岡田さんにはさらなる活躍が期待されています。そして、今回の岡田さんの学位取得は、臨床現場で働く本学卒業生のモデルケースにもなると思います。
薬学部・薬学研究科としては、これからも患者さんを守るために現場を支援し、一人でも多くの患者さんのQOL、つまり生活の質の向上に薬学的に貢献していきたいと思います。また、是非とも多くの卒業生に博士学位取得に挑戦していただきたいものです。
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以上になります。
今後、このような修了生の活躍から、薬学研究科へ進学される方が益々増えていく事を願っています。
本ブログの詳細は2022年3月23日の学長室ブログ『【薬学研究科】博士(薬学)誕生!学位記授与!』
をご覧ください。
薬学部SO