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プレスリリース報告。膵臓インスリン分泌改善化合物の発見!
膵臓のインスリンは、私たちの体内の糖の量の調節をしている重要なホルモンです。このホルモンが出にくくなると、体内の糖が異常に高くなって糖尿病になったりします。この病気を治すために、いろいろな薬がありますが、この度、本学薬学部の重永章教授が、徳島大学の教授陣と共同研究の結果、膵臓からインスリンを出す新たな化合物を発見しました。
重永教授は、いろいろな化合物を設計したり化学合成したりすることが専門です。どんな化合物のどんな構造をどのように変化させた化合物をつくってみようかと、いつも考えているんですね。その技術を使って、今回、新たに発見した化合物がどのように働くのかを明らかにしました。研究室での実験の様子を覗いて見ましょう。
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未来創造館の10階の生体有機化学研究室実験室の様子
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ドラフト内での化合物合成の操作の様子
研究成果は、「Cell Chemical Biology」という優れた国際科学雑誌に掲載され、徳島大学から福山大学との共同研究としてプレスリリースされました。新しいタイプの糖尿病治療薬の開発につながる可能性があります。
この度はおめでとうございます。研究成果のさらなる発展を祈念します。
本ブログの詳細は2022.02.23の学長室ブログ『【薬学部】研究成果発表!膵臓インスリン分泌改善化合物の発見!』をご覧ください。
薬学部SO