【受賞】2020年度日本薬学会中国四国支部奨励賞受賞!
福山大学薬学部の西山卓志助教が「2020年度(第59回)日本薬学会中国四国支部奨励賞」を受賞しました。
受賞研究題目は、「創薬を志向したカルバゾール系化合物の新規合成法開発と医薬素材の探索研究」です。
西山助教の受賞研究について、簡単にご紹介します。
昔から民間薬として使われていたカレーリーフ(カレーのスパイスに使用される木の葉)の成分であるカルバゾールの様々な誘導体を合成し、その中に、抗がん薬活性のある物質を見出しています。
西山助教の専門分野は、物質の化学合成で、合成した構造の検証は、核磁気共鳴(NMR:エヌエムアール)スペクトル測定法で行っています。NMRは、化合物の構造を調べるために必須の機器で、薬学部では、現在2台のNMRが活躍しています。化合物に磁気電磁波を与え、透過する電磁波の質量を計測することにより化合物の構造が分かるという仕組みです。
西山助教は、福山大学薬学部が6年制の第I期生で、福山大学4年制大学院薬学研究科の第I期修了生です。
スポーツ万能、日本酒とワインとJ-POPの好きなスマートな若者で、なんと、愛読書は「鬼滅の刃」、好きな言葉は「温故知新」という、まさに「温故知新」な好青年です。
この度の受賞について、「この研究は、恩師の日比野 俐 名誉教授や、町支 臣成 教授のご指導、またこれまでの医薬品化学研究室の卒研生、みなさんの成果で完成されようとしています。この研究で受賞したことをみなさんに感謝しています。」ということでした。
この受賞の喜びを持って、学長室を訪問しています。
詳細は、学長室ブログ『【薬学部】2020年度 日本薬学会中国四国支部奨励賞おめでとう!』をご覧ください。
(薬学部AI)
福山大学薬学部の教員・研究室の活動内容については、 【研究室一覧】をご覧ください。