【薬学部】金尾義治教授、平成29年度日本薬剤学会功績賞を受賞!
こんにちは。学長室ブロガーAIです。
暑くなってきそうな毎日ですね。皆様、健康管理は大丈夫でしょうか。
健康といえば、「薬剤学」という学問があります。
「薬剤学」とは、字の如く、お薬に関する学問、つまり医薬品を安全、有効に、かつ使いやすくするための学問です。その薬剤学の発展をめざしている「日本薬剤学会」は、この度栄えある平成29年度日本薬剤学会功績賞を、本学薬学部 薬剤学研究室(現、薬物動態学研究室)の金尾義治教授に授与しました。
金尾義治教授。多くの著作とともに。
この功績賞とは、薬剤学会の運営・発展への貢献、薬剤学教育への貢献、薬剤学・製剤学の進歩・発展・振興への貢献、および医療薬剤学の進歩・発展・振興への功績を認め、広く称える賞です。
金尾教授は、「1983年に福山大学に奉職して以来、約200人もの薬学生、約25人の大学院生を医療人として世に送りだし、30余年間、彼らとともに研究をし、論文を書き、学会発表をするという生活を続けた結果、今回の受賞となりました」と話しています。
一昨年度には、日本薬剤学会の英文誌「Journal of Drugs Delivery Science and Technology」における優秀論文賞を受賞しています。
2015年度の優秀論文賞授賞式にて。
受賞論文の題目:
「Nanoparticles of hydrophobized cluster dextrin as biodegradable drug carriers: solubilization and encapsulation of amphotericin B」(疎水化クラスターデキストリンを用いたアムホテリシンB内包生分解性ナノ粒子の調製と評価), JDDST, Volume24, Issue4, 2014, Pages344-351
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S177322471450072X
また、金尾教授は教科書などを多く執筆しており、これまでなんと32冊の著作があり、「DDS最前線」はベストセラーの1つです。まさに大学教授として、教育・研究のスペシャリストと言えます。
受賞の報告。学長室にて。
左から松田学長、金尾教授、鶴田薬学部長。
ちょっと驚くことには、金尾教授は、オフロードタイプのバイクに乗って、方々走り回っているそうです。旅先で撮った写真が教授のブログ「Farmaci World」にあります。卒業生の皆さんはよくこのブログを見ているようです。教授の目を通して懐かしき大学生活を思いだしているのでしょうか。また、教授はこの景色をながめながら次の研究計画を思い描いているのでしょうか。
学長から一言:設立30年以上の伝統ある薬学部から、その伝統にふさわしい受賞者が出ましたね。おめでとうございま~す!