研究活動が認められ、学長賞受賞!
6年生 3名の研究活動が認められ、学長賞(学業部門)に選ばれました。 卒業式の際に表彰されますが、活動内容を報告するために学長室を訪問しました。
■ 德永芳美さん(活性分子物理化学研究室、広島県福山暁の星女子高等学校出身)
德永さんは、日本とインドネシアにおけるキナエンドファイト糸状菌の構成およびキナアルカロイド産生能の比較を行い、産地の違いによりエンドファイトの構成が異なる事、さらに日本産のエンドファイトはインドネシアのそれに比べ、アルカロイド産生量が著しく減少する事を明らかにしました。この成果は、インドネシア国立生物学研究所との共同研究です。
■ 内野結花さん(病態生理・ゲノム機能学研究室、山口県立徳山高等学校出身)
内野さんは、脳卒中関連分野の基礎研究において成果を上げ、脳卒中易発症ラットの血清コレステロール(Chol)低下は、17βヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ7(Chol合成酵素)の減少に起因していることを明らかにしました。前述の内容を第56回日本薬学会中国四国支部学術大会で発表し、学生発表奨励賞を受賞しています。また、社会薬学系分野の調査研究にも従事し論文を報告しています。
■ 田村安希さん(病態生理・ゲノム機能学研究室、広島県立広島高等学校出身)
田村さんは、脳卒中発症の基礎研究において成果を上げ、脳卒中時に生じる細胞間脆弱化における細胞接着分子クローディンD1(CLDND1)の発現がマイクロRNAにより調節されることを明らかにしました。前述の内容を第57回日本薬学会中国四国支部学術大会で発表し、学生発表奨励賞を受賞しています。この成果は、広島大学との共同研究です。
松田学長から、「次は、卒業式の壇上でお会いしましょう!」という、ありがたいお言葉を受け、感無量の様子でした。
詳しくは、『学長室ブログ:【薬学部】学長賞受賞予定者が学長室訪問!』をご覧ください。
(薬学部M)
福山大学薬学部の教員・研究室の活動内容については、 【教員紹介】 をご覧ください。