【☆学長短信☆】No.24 「学友会主催ツアーの報告によせて」

もはや旧聞に属することですが、昨年12月初旬に本学の学友会主催ツアーが実施されました。その様子を学長室ブログで知らせようと、学友会執行部のメンバーが取りかかったのが1月半ば。書き上がった原稿があちこち回っているうちに、どこかでしばらく留め置かれたこともあって、この話が私の耳に届いたのは2月もだいぶ過ぎてからでした。即時性が売り物で、学内で起こったことを適時に広報することに価値があるブログですから、ちょっと間延びしすぎた気がしました。さりとて、せっかくの原稿や努力を無にするのはいかにも残念です。そこで思いついたのが、ツアー報告に絡めて学友会執行部のことをこの短信で取り上げることでした。まずは、そのツアー報告をご覧に入れましょう。なお、観光地の写真など、一部割愛したことを申し添えます。 

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こんにちは！学友会執行部所属の経済学科２年生の青木祐磨と井上乃ノ袈（いずれも広島県立神辺旭高等学校出身）です。10月の三蔵祭に続き、12月10日（土）と11日（日）に学友会ツアーを開催しました。 

学友会ツアーは毎年この時期に学友会執行部が企画しており、この度3年ぶりに開催することが出来ました。今回は１泊２日での豪華二本立て！1日目は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、2日目は京都市内観光でした！学校の旅行といえば、集団行動をイメージする方がいらっしゃると思いますが、このイベントは自由行動の時間がとても多いのです！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

1年生～4年生はもちろんのこと留学生の皆さんにも参加していただきました。学友会から支出できる予算と廉価に抑えた参加者個人の負担額の範囲でやりくりをする必要があり、気軽に参加してもらうには定員は何人にして、料金はいくらにしたらいいか、など定員・料金設定に一番悩みました。

＜6月から準備開始＞

10月下旬に参加希望の受付を開始。想定を上回る多くの方から応募があり、キャンセル待ちを設けなければいけないほどに！参加メンバーを決めていくと同時に、1泊2日のプランや部屋割りについて旅行会社の方と打ち合わせをしたり、当日は移動中も楽しんでいただけるようイントロクイズやビンゴゲームを企画し豪華景品も用意しました。 

＜スケジュール＞

1日目：ユニバーサル・スタジオ・ジャパン 

1日目は、ユニバーサルスタジオジャパン(以下USJ)に行きました！12月中旬での開催だったため、クリスマス仕様のパークを満喫することが出来ました。なかでもクリスマスツリーやホグワーツ城に目を奪われました。ツアー参加者の中には、USJに初めて足を踏み入れた人・家族以外の人と遠出するのが初めての人など良い経験となった方も多かったようです。自由行動でのパーク散策だったため、各々好きなグループや友達と回ることで思い出に残る時間を過ごせたのではないでしょうか！

＜企画・運営に携わった執行部のメンバー＞

＜参加者みんなで記念撮影！＞

2日目：京都市内観光 

2日目はホテルで朝食を食べた後、京都市内観光に出発しました！現地についてからは自由散策だったため、参加者の皆さんは高台寺や清水寺、そして京都水族館など、それぞれいろいろな場所に行っていたみたいです！時間は限られていたのですが、そんな中でもみんな上手に時間を使い充実した京都市内観光を楽しんだようです！ 

〈ツアーに参加した学生の感想〉 

・執行部 

●参加者より早めに行動しなくてはならないので、行動時間の配分を随時考えるのが大変でした。他の観光客の方も大勢いらっしゃるので、計画通りに行かない部分もありましたが、即座に時間を計算して行動したので、運営としての責任感を強く感じました。全体的に楽しかったですが、コロナが怖かったので心配でした。次回は今回学んだことを参考に、よりスムーズに全体を動かせるよう準備から積極的に取り組みたいです。 ありがとうございました！（経済学科1年） 

●3年ぶりの開催ということで、過去の関連データが少ない中で企画を進めていくというとても大変な年でした。しかし、執行部員で意見を出し合い様々な想定をしてスケジュールを組んでいくことで無事に楽しんでいただけるツアーを作り上げることが出来ました。来年も開催できるように頑張りたいと思います！参加してくださった皆様、ありがとうございました！（経済学科2年） 

・参加者 

●今回初めてツアーに参加させていただいたのですが、２日間とも想像していたよりも自由度が高く充実していたのでとても良い思い出作りになりました！バスの移動中も執行部の方々がレクリエーションをしてくださっていたので、楽しく過ごすことが出来ました！（海洋生物科学科1年） 

●今回初めて参加したが予想通りとても楽しかった。いつも大学でいるメンバーで泊りの旅行だったので、有意義な時間を一緒に過ごすことが出来て嬉しかった。このツアーはぜひ今後も続けていってほしい。（経済学科2年） 

●入学した時からコロナ禍で楽しい思い出をなかなか作れなかったですが、とても良い思い出を作ることが出来ました。ありがとうございました！（メディア・映像学科3年） 

3年ぶりの学友会ツアーでしたが特に大きな問題も無く、とても充実したものになったのではないかなと思います！留学生の方もたくさん参加してくださっていたので交流の幅が増える機会になったのであれば嬉しいです！学生の方から、「楽しかった」、「また行きたい」などの声を多く頂きました！3年ぶりということもあり、至らぬ点は多かったと思います。反省点を活かし更に良いツアーにできるよう頑張りたいと思います！ 

参加してくださった学生の皆様、ありがとうございました！またツアーを開催する際にはぜひご参加お願いします！ 

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学友会主催の恒例のツアーのことを、これまで私は迂闊にも知りませんでした。聞けば、相当以前から実施され、脈々と受け継がれてきたようですが、古い『学報』をめくって見たところ、2012年には関連の記述を確認できました。2018年からは学友会の福利厚生事業として1泊2日の旅に変わったそうです。しかし、ここでも立ちはだかったのがコロナ禍です。学友会ツアーのことを把握していなかったことへの免罪符になるかどうかは分かりませんが、私の学長就任以来の期間には実施されたことがなかったのです。伝統復活の今年度のツアーはとりわけ力が入ったようです。主催者は旅の安全や円滑な実施にずいぶん気を遣ったことでしょう。実施の半年も前から企画し準備したと知りました。その御蔭で、参加者も大いに楽しむことができたようで、嬉しい限りです。 

3年に及ぶ新型コロナウイルスによるパンデミックは学生生活にも今なお大きな影響を与えています。そのような制約の中でも、わが福山大学の学友会については、感染対策を十分に講じた上で創意工夫を凝らしながら、秋の「三蔵祭」や年2回の学長杯争奪の球技大会、献血運動、学内・地域の活性化を目指したイルミネーションの点灯や花火の打ち上げなど全学行事しかり、各種運動部やサークルの全国大会出場時の壮行会の開催またしかり、事あるごとに執行部の頑張る姿に出くわしました。昨年の大学祭直前の夕方、14号館（クラブハウス）横のホールで、駐車場などの案内板を黙々と作っている数名の諸君を目にして、思わず激励の声を掛けました。高森伶也会長をはじめとする学友会幹部の奉仕の精神に基づく日頃の地道な努力には頭が下がります。高校までなら生徒会の役員でしょうが、私が子どもだった頃、役員選挙に立候補者がいなくて困っていた記憶があるので、なおさら敬服します。自主的に執行部メンバーになり、学友の先頭に立って働いた経験は、きっと社会に出ても役立つことと信じます。 

さあ、新しい年度には、執行部の皆さんによって又どんな活躍が示されるでしょう。大いに楽しみです。学年最後の月初めに、学友会執行部や大学祭実行委員会の皆さんの努力に感謝したく、この短信をしたためました。