【学長からのメッセージ】福山大学の学生・院生の皆さんへ(9)
学生、院生の皆さん、いかがお過ごしですか。
授業も試験も終わりました。季節も春に変わりました。例年ならば心浮き立つ頃です。昨年11月頃から本格化してきた新型コロナウイルス感染症の第三波も、ようやく収束傾向に入ったように見えます。最近では、広島県も広島市や福山市も、感染者はごく少数になってきました。本学にもここしばらくPCR検査対象者は出ていません。皆さんのご協力のたまものです。ご協力に、心から感謝します。
在校生の皆さんは、しばらく春休みですし、最終学年の学生・院生の皆さんには学位授与式も近づいて、その後はいよいよ就職という人も多いでしょう。「友達と旅行をしたい」「お別れのパーティを開きたい」「コロナもこれだけ収まってきているのだから、大丈夫だろう」と思っていませんか。そう思ってそれを行動に移す人が増えると、一気に感染はまた拡大するでしょう。今が辛抱のしどころです。歓送迎会、新歓コンパ、飲食につながる謝恩会やお花見などは、残念ながらすべて自粛、あるいはごくごく少人数で感染防止を徹底して行いましょう。また、いまだ緊急事態措置の対象となっているような感染地域との往来については慎重に検討し、必要不可欠なものに限定しましょう。サークル活動を再開した皆さんは、約束した感染防止対策を確実に守ってくださいね。
以上、何事に付けても、「自分の身は自分で守る」という意識が大切です。いつものように「基本的感染防止策(手指消毒やマスク着用、大声を避ける、十分な換気など)」を意識して、三密を極力避ける行動をとり、毎日の健康管理と行動調査票の提出を怠りなく行いましょう。それがあなたとあなたの周りのすべての人を守り、無事に来年度を迎えることにつながります。ぜひとも遵守して、年度末を過ごしてください。お願いします。
令和3年3月9日
学長 松田 文子