お盆休み期間及び夏季休業中における適切な行動のお願い
学生、院生の皆さん、そして保証人の皆さま
長い梅雨が明けた後、一転して連日の猛暑が続いています。皆さまには、熱中症対策に留意しながら、この夏を健やかに過ごしていただきたいと願っています。
さて、春先から拡大した新型コロナウイルス感染症は、一旦は収束したかに見えましたが、7月29日(水)に全国の新規感染者数が初めて1,000人を超えるなど、再び全国的に増加傾向にあります。このような状況下、お盆休み期間及び夏季休業中に帰省などの県をまたぐ移動に関して、悩んでいる皆さんもおられることでしょう。
しかし、ご家族のもとへ帰省をして、4月からのさまざまな出来事について話し合って、お互いの状況を共有して、一緒に過ごすことも大切な時間だと思います。帰省される際には、「基本的感染防止策(手指消毒やマスク着用、大声を避ける、十分な換気など)」を意識して、三密を極力避ける移動方法をとってください。また、お盆休みに帰省した場合、高齢者と接する機会や飲酒・飲食の機会も多くなることが考えられます。したがって、新型コロナウイルス感染が広がっている現状では、特に大人数の会食など感染のリスクが高い状況を控えるなど、高齢者等への感染につながらないように十分注意しましょう。
「新しい生活様式」に基づく適切な行動は、帰省する皆さんだけでなく、自宅から通学している人も同様に実践してください。お盆休みには、地元から離れている友人たちと旧交を温めることも、楽しみの1つだと思います。しかし、同窓会などでは、マスクを外しての飲食と大勢との会話が行われ、飛沫感染の可能性が高くなります。できれば、家族以外の人との飲食(同窓会、コンパ、カラオケなど)は避けるようにしましょう。
また、「新しい生活様式」に基づく健康管理と行動調査票へ毎日回答をして、自身の体調変化を把握できるようにしてください。なお、保健所から濃厚接触者として連絡を受けた場合には(同居ご家族の場合も)、大学へ連絡するとともに、自宅待機をして保健所の指示にしたがってください。
休み明けに始まる授業等には、皆さんが元気で参加してくれることを心から楽しみにしています。
令和2年8月6日
学長 松田 文子