生命工学部

Faculty of Life Science and Biotechnology

【海洋生物科学科】卒業生の進路紹介(4)

【海洋生物科学科】卒業生の進路紹介(4)

海洋生物科学科4つのコースからなり、学生が様々な進路に進むことも特徴です。卒業生から進路に関する「声」が届きましたので、ご紹介します。

第四弾の今回は、環境調査に携わっている卒業生です。

株式会社日本海洋生物研究所(海洋生物科学科 2021年卒業 

日本海洋生物研究所は、海や河川など水域に特化した環境調査会社です。会社では、国や県などの依頼で、海や河川に出て生物や水質などの調査をしたり、社内では自分の担当である水生昆虫の同定業務などを行っています。写真は、砕波帯ネットという網で稚魚の採集をしているところです。

稚魚の採集風景

在学時には、フィールド調査を行っている研究室に所属し、因島キャンパスでメバル稚魚の生態を調べていました。毎週のように、海岸で魚を採集したり、福山大学の調査船に乗って水質観測を行うなど体力のいる調査をしていたので、良いダイエットになりました(笑)。水質計などの観測機器の使い方や生物の同定方法を学べたことは、現在の仕事にとても役立っています。因島キャンパスの生活は楽しいことばかりでしたが、特に良かったことは、研究室の先生からこの職場を紹介してもらえたことです(笑)。

水生昆虫の同定作業

株式会社日本総合科学(海洋生物科学科 2023年卒業) 

日本総合科学は、地元の福山市にある環境総合コンサルタントです。会社では、生物、水質、土壌、大気などの自然環境の調査だけでなく、食品衛生、産業廃棄物検査の仕事など生活環境の調査まで幅広く請け負っております。私は営業部に配属となり、仕事の受注や納品など通常の営業の仕事に加えて、簡易的な検体(飲料水、排水、PCBやアスベストなど)の採取(サンプリング)も担当しています。写真は、プールで採水して残留塩素などを測定している様子です。

大学の卒業研究では、ワレカラなどあまり普通の人が馴染みのない藻場の生物を調べていました。そのため、会社でも生物に関わる仕事を任されるかと思っていたのですが、少し異なる分野の仕事で当初は少し戸惑いました。しかし、今では市民の生活環境を守っているという実感が持てるこの仕事に、とてもやりがいを感じています。 

プールの残留塩素の測定風景

その他の「卒業生の声」は、こちらからご覧いただけます・・・①福山大学 | 【海洋生物科学科】卒業生の進路紹介(1) (fukuyama-u.ac.jp)、②福山大学 | 【海洋生物科学科】卒業生の進路紹介(2) (fukuyama-u.ac.jp)、③福山大学 | 【海洋生物科学科】卒業生の進路紹介(3) (fukuyama-u.ac.jp)

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