生命工学部

Faculty of Life Science and Biotechnology

【海洋生物科学科】卒業生の進路紹介(1)

【海洋生物科学科】卒業生の進路紹介(1)

海洋生物科学科4つのコースからなり、学生が様々な進路に進むことも特徴です。卒業生から進路に関する「声」が届きましたので、ご紹介します。

第一弾の今回は、教育に関わる仕事と環境保全に関わる仕事に就いた卒業生です。

京都府立海洋高等学校(海洋生物科学科 2022年卒業)

京都海洋高校は、幅広く水産・海洋関連産業へ貢献することを目的とした人材育成を行っている高校(水産・海洋系)です。私の担当科目は、「水産海洋基礎」「海洋環境」「食品管理」などです。実習では食品系を担当しており、かまぼこや干物の製造、細菌のグラム染色などの水産に関係することだけでなく、製菓・製パンなどの地元食材の活用に焦点を当てた実習も行っています。

大学では、海洋環境や生態学に特に関心を持ち、卒業研究では藻場の生態系に関する研究をしていましたが、食品系(食品化学・食品衛生など)の講義も受講し、食品衛生監視員の資格も取得することができました。このように、在学中に、水産・海洋に関することだけでなく、食品衛生に関することまで幅広く学ぶことができたことは、教員になってからも大変役立っています。また、在学中は、教職課程に加え、学芸員の資格も取得したため、かなりタイトなスケジュールになりましたが、プライベートでも充実した毎日を送ることができ、大変有意義な大学生活を過ごすことができました。

授業風景

 

一般財団法人広島県環境保健協会 環境生活センター(海洋生物科学科 2022年卒業生)

広島県環境保健協会は、「みんなの生命(いのち)をまもりつづけたい」という基本理念のもとに公益事業や事業活動を行っている機関です。

私は、大気・水質・食品・生物などの検査・分析および環境の調査やコンサルティングをおこなう環境生活センターに所属しており、主に生物調査業務に携わっています。野外に出て調査をおこなう以外にも、観察会や水辺教室といった環境講座も行っています。

 

水辺教室の様子

下の写真は、農村環境の生物保全手法を検討するための調査をため池で行っている作業風景です。

在学時は、資源利用育成コースで海洋生物に関わる実習や、博物館実習で学んだネズミの調査手法や子供たちへの関わり方が現在の業務にも大変役に立っています。

高校生の皆さん、大学で学んだ知識や経験は将来役に立つので、学生のうちに様々なことに挑戦してみてください。

ため池の生物調査

 

 

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