【生命栄養科学科】令和4年度 卒業研究発表会を実施しました!
12月16日(金)に生命栄養科学科4年生の卒業研究発表会が行われ、学生たちは緊張しながらも、堂々と1年間の集大成を発表しました。
今年も「食と健康」に関する内容から、多彩なテーマが出そろいました。
そのうちの2研究室についてご紹介します。
公衆栄養学研究室(指導教員:山田 直子講師)
社会や地域コミュニティにおける信頼関係や規範、ネットワークなど、人々の結びつきを表す「ソーシャルキャピタル」と「健康」との関連について研究しています。
発表では、大学生を対象とした、子どもの頃の食体験とソーシャルキャピタルの関連について調査した結果を報告しました。
母親の料理など、家庭での食体験による影響が大きかった一方、地域の食育活動によっても様々な傾向が見られました。
病態栄養学研究室(指導教員:村上 泰子准教授)
慢性腎臓病(CKD)の食事療法において、たんぱく質やリン、カリウムのコントロールが重要です。
栄養管理が必要な栄養素のうち、リンに着目し、どのような食品に多く含まれるのか、また、どのような調理条件でリンを減らすことができるのか、などについて調べています。
私たちが普段食べている「即席カップめん」や「スパゲッティ」、最近スーパーなどで見かけるようになった「大豆ミート」の食品について発表しました。
各食品中のリンの量や調理の際の工夫など、食事指導へ活かせる内容でした。
質疑応答では、先生方の質問に丁寧に答えていました。
また、来年度卒業研究に取り組む3年生は、先輩の発表を熱心に聴講し、意欲を高めている様子でした。
最後に、卒業研究での経験を含め、この4年間で得られた学修成果を活かし、卒業後も活躍してくれることを期待しています。
そのためにも、まずは 🌸目指せ!管理栄養士国家試験合格🌸
2月末まで駆け抜けましょう。教員一同、応援しています!