【生命栄養科学科】市民フォーラム:食と健康のライフサイエンスを開催しました!
11月5日(土)に2022年度市民フォーラム「食と健康のライフサイエンス」が開催されました。
今回は「くらしと食の知恵」というテーマで2名の講師より講演を行いました。
毎年楽しみにご参加くださる方を含め、たくさんの方がお越しくださいました。
受付では、生命栄養科学科の1年生が明るく丁寧に迎えてくれました。
今年度は、生命栄養科学科の井ノ内教授の司会で始まりました。
認知障害で『食』はどう変わる?
前半のテーマは「認知障害で『食』はどう変わる?」。講師は生命栄養科学科教授であり、医師の田中信一郎教授です。
参加者の方が自分のこととして考えられるような問いかけから、医学的な身体のつくりを踏まえた詳しいお話まで、幅広くお話いただきました。誰もが向き合うことになる、加齢による身体の機能の変化や気持ちの変化、それに伴う食事の変化について、お話いただきました。講演の後には、施設で管理栄養士をしている方から具体的な質問がありました。アンケートの感想欄では、「食べないことの要因は想像できないもので、改めて認知症を学ぶことの大切さを痛感しました」とのご意見もいただきました。今回の講演が少しでもお役に立つと嬉しいです。
調理と食文化
後半のテーマは、「調理と食文化」講師は生命栄養科学科の石井香代子教授です。
歴史に合わせて移り変わった食文化について、古代の話から現代の話まで盛りだくさんにお話いただきました。また、後半には備後地域に根付く郷土料理のお話もたくさんの写真を交えてお話いただきました。懐かしそうに眺められている方から、初めて知ったように眺められている方もいらっしゃいました。参加者の方からは、「気になっていた食文化についての講演が聴けて良かったです。これを機にもっと知りたいと思いました」「郷土料理の伝承はおもしろいです」などのご意見をいただきました。改めて、現在の食生活について考えるきっかけになれば嬉しいです。
栄養相談室
講演後、希望者が栄養相談室に参加しました。栄養相談室では、管理栄養士の資格を持つ学科教員が、個別にお話を伺います。今回は村上准教授と山田講師が担当いたしました。短い時間ではありますが、少しでも皆様のお役に立つと幸いです。日常のちょっとした疑問から、普段の食事で抱えている悩みなど、お気軽にお尋ねください。
最後になりましたが、参加してくださった地域の皆さん、スタッフの学生さん、ありがとうございました。来年度のご参加もお待ちしております!