【生物工学科】キャンパス見学会好評でした！

9月10日(土)はキャンパス見学会でした！　今回は醗酵科学研究室が主に担当しました。吉崎隆之准教授より生物工学科の概要をお話しした後、発酵とバイオテクノロジーの関わりについて模擬講義、ワインの香り成分を当てる体験実習、そして研究室の4年生からラオス海外研修についてプレゼン、といったメニューを用意しました。

”生物工学（バイオテクノロジー）”という言葉は高校生には少しイメージしづらいようで、「酵母がブドウを発酵してワインができる」というバイオ技術の原点から現代の生命科学に繋がっていることを解説しました。また、本学科で学ぶ内容が将来どう役立つかは卒業生の進路を知るのが一番ということで、近年の主な就職先と業務内容を簡単にお話しました。

ワイン造りは作物の品種改良や酵母や乳酸菌による物質変換、衛生管理や食品加工技術など、バイオテクノロジーのエッセンスがまさにギュッと詰まっています！　ということを理解してもらった後、ワインに含まれる香りを当てる体験実習を行いました。イチゴの香りのフラネオール、グレープフルーツの香りの3MH、リンゴやバナナの香りの酢酸イソアミルなどの成分を嗅いで、実際にどのワインにその香りを感じるかというクイズです。全部当たった生徒さんもいましたが、中には全然分からないという生徒さんも。

生物工学科のワイン醸造所も案内しました。醸造機器は初めて見る生徒さんばかりで、興味深く見聞きしてくれました。

最後は4年生によるラオス海外研修の宣伝です。コロナ禍の影響で今年は3年ぶりに実施されるのですが、前回は今の4年生が1年生だったときに行われました。その時に現地で見て学んだこと、現在の研究室選びや就職活動にどう活かしたかなどを語ってくれました。参加してくれた生徒さんからは多くの質問が出て、大好評のうちに終わりました。

今回で福山大学のオープンキャンパスはすべて終了しました。高校生の皆さん、興味のある回にご参加いただけましたか？　自分が輝けそうな場所を探して、ぜひ充実した大学生活を送ってくださいね！！