【生物工学科】秦野教授のラオス通信#5
第6日(8/27)です。
朝です。 井上氏のナーソンでの家の前の道です。 細い未舗装道路ですが、この道はまだいいほうです。
微生物実験
Laodiについて最初に植えたシャーレのチェックです。 ワイン酵母OC1はちゃんと生えてきていました。 シングルコロニーも採れました。 工場内の花から採ったサンプルからも少しですが、カビやらバクテリアやらなんとなく酵母かも?というのも小さいけどコロニーを作っていました。
昨日サンプリングした資料を液体培養しています。 少し濁っているので、これをシャーレにスプレッドすすことにしました。
井上氏を特訓
井上さんをしっかり鍛えています。 寒天培地を作って、サンプルから生えてきたコロニーを釣菌して、そして濁ってきた液体培地を寒天培地に塗布(スプレッド)してもらいました。 なかなか覚えの早い年寄りですよ(笑)。 今回の目的の一つは井上さんに酵母の分離技術を身に着けてもらうことですので、辛抱強くご教授いたしました。
中国の影響
ビエンチャンに帰る途中で、中国につながる高速鉄道の高架の下を通りました。 画面の左の方向にラオス駅があります。 周りはかなりの田舎らしいですが、すでに駅周辺は中国資本が買い占めているそうです。 明日はここを通ってルアンパバーンに行きます。
さらにビエンチャン市内に近づくと、一帯一路政策で投資の見返りに中国が買い上げた土地の中に、巨大な建物を建築中でした。 途中で投げ出して撤退しないよう祈ります。 巨大な門もあります。 このあたりの道は、道路標識も中国語です。 でかさ、強さを見せつけているのです。 これがラオスの実態です。
今日はここまでです。
(つづく)