【生物工学科】秦野教授のラオス通信#1
福山大学は、ラオスの首都ビエンチャン郊外にあるラム酒製造会社LAODI社内に『福山大学ラオス醸造研修所』があります。 LAODI社は大学のある松永出身の実業家・井上育三さんが脱サラしてラオスに設立した会社で、サトウキビの絞り汁を直接用いて作るアグリコール・ラムで、世界的に権威のある賞をいくつも受賞しています。 そういった繋がりで、同社内に『福山大学ラオス醸造研修所』の看板が掲げられています。
生物工学科ではこれまで数回のラオス遠征を行っており、前回は2019年の12月に第1回ラオス海外研修を行いました。 この研修が終了した直後に新型コロナウイルスの世界的蔓延が始まり、ラオス海外研修も実施できない状態が続きましたが、今年の12月に3年ぶりに第2回ラオス海外研修を実施すべく計画が進んでいます。 その先遣隊として、現在生物工学科の秦野教授がラオスの滞在していますので、秦野教授からのラオス通信を何回かのシリーズでお送りします。 それではお待たせしました。 秦野教授、どうぞご登場下さい。
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久しぶりのラオス
というわけで、ラオスに来ています。 久しぶりの飛行機、久しぶりの長旅で疲れました。 無理の無い程度に3年ぶりのラオスの様子をお伝えしますので、よかったご覧下さい。
さて、これがビエンチャンで泊まったホテルです。 宿泊費は一泊250,000キップです。 25万キープというと高そうですが、ドルだと約15$です(朝食なし)。 泊まり心地はそこそこ快適ですよ。
ホテルの前には幼稚園がありました。 幼稚園の前にはお店があり、写真家ポスターがたくさん貼ってあります。 なんでしょう? お母さんが子供を連れてきて、バイクで帰っていきました。
ホテル近くの町の風景です。 三菱の車が走っていて、左側に社交ダンスの看板があります。 社交ダンスが盛んなんでしょうか? 中心部に行けばもうちょっと建物が高くなります。
ラオス国立大学農学部へ
ラオス国立大学に向かう幹線道路です。 デコボコ道です。 この道をみんな時速60km以上で走っていてほこりまみれ。 ラオスの土はちょっと赤いです。
ラオス国立大学(NUOL)農学部近くの学生食堂街です。 今は夏休みのため、閑散としています。 学生が戻ってくると結構にぎわいます。 道が広いです。
その食堂で食べた昼飯です。 以前に農学部を訪ねた時にも同じものを学内でいただきました。 テイクアウトの場合スープはナイロン袋に入って渡されます。 それを端のほうからチュウチュウと吸うのです。 落合陽一さんがカレーをストローで吸ってましたが、同じ感覚だろうか?
農学部の副学部長さんとそれぞれの学科の先生方との打ち合わせの風景です。 ちょっと緊張しています。 ちなみに、ラオス国立大学はラオスで一番良い大学で、日本でいうと東京大学に当たります。 ラオス国立大学農学部と福山大学生命工学部はすでに学部間協定を結んでおり、副学部長さんは前の学部長から引き継ぎを受けているので、次のステップに早く進めたいとのことでした。
みんなで記念撮影です。 右からシハッタさん、井上さん、3番目が私(秦野)です。
JICAラオス事務所
夕方にはJICAラオス事務所を訪問しました。 所長さん以下2名の職員の方が対応してくれました。 12 月のJICA訪問は快く了解いただきました。 今日は少し(いやだいぶ)疲れました。