【生物工学科】虫は好きですか?
福山大学には虫がたくさんいます。今、学内に生息するアカネズミやニホンテンなどの動物たちがどんな虫を食べているのかをDNAで調べているのですが、多くの虫についてターゲットのDNA領域がデータベース上に登録されていないために、なかなか「食べているのはこの種類の昆虫だ!」とDNAから種を特定することができません。そこで!キャンパス内の虫を集めています。集めた虫のターゲットDNA領域の塩基配列を決定して、リストにすれば、問題解決するはずです。生物工学科の学生に向けて協力を依頼したところ、学生や先生から、たくさんの虫(その他、節足動物含む)をいただくことができ、5月の1カ月で70種程度が集まりました。
6月には3年次生物多様性実習で動物のDNAの塩基配列を決定する技術を学びますが、そのサンプルの一つが虫です。「いや~」って思う方も多いかもしれませんが、生物多様性を学ぶ上では虫はとても良い題材です。子供に戻って虫網持って学内を歩きましょう。身近な生態系を少しでも理解してほしいです。