【生命栄養科学科】令和3年度 卒業研究発表会!
2021年12月17日(金)、本年度も4年次生による卒業研究発表会が行われました。
広い会場に緊張しながらも、自信を持って発表していました。
生命栄養科学科では、約1年間をかけて1人1題、「食と健康」に関するテーマについて担当教員の指導を受けながら研究に取り組み、卒業論文にまとめます。
この日は、それぞれの学生が研究の内容と成果について報告しました。
とても興味深いテーマばかりでしたが、今回のブログでは2研究室をご紹介します。
応用栄養学研究室(指導教員:吉田純子准教授)
近年多発している災害に着目し、防災に関する意識調査や心身の栄養管理、非常食の考案についての研究を行っていました。
災害が発生し、ライフラインが途絶えてしまうと、生活が急激に変化します。実際の災害時を想定し、備蓄食料のみの生活が心身に与える変化、その原因について考察していました。
また、防災意識向上の重要性や調理法によって栄養の摂れる非常食となること、災害時において健康を保つための要素が分かる内容でした。
食品プロセス学研究室(指導教員:山本英二教授、中﨑千尋助教)
カテキンと油脂の結晶化についての研究を行っています。
カテキンの研究では、お茶から簡単に目的の成分を取り出すための条件について検討しました。
油脂の研究では、圧力をかけることにより、結晶の大きさが整った、滑らかな食感の食用油脂を得ることを目的に、混合物における結晶の形成方法について発表しました。
どちらの研究も、過去の先輩方のデータを基に、より効率の良い方法を探索されていました。
質疑応答では、質問のみならずアドバイスやコメント等も頂きました。
学生からは、1年間の研究活動を通して、
「学生実験とは異なり、答えの分からないことを研究することはとても大変でした。ですが、得られた結果をまとめていくうちに、達成感を感じられました。」
というコメントがありました。
卒業研究発表会も無事終わり、ほっとしたのも束の間、2月末には第36回管理栄養士国家試験が控えています。
春から栄養士、管理栄養士として活躍するためにもうひと踏ん張り!
ベストを尽くして「目指せ合格🌸」!! 教員一同、応援しています✊