生命工学部

Faculty of Life Science and Biotechnology

【生物工学科】先輩後輩の絆でワイン作り

【生物工学科】先輩後輩の絆でワイン作り

3年ほど前になるでしょうか。 生命工学部生物工学科でワイン醸造に関する卒業論文を書き、卒業後に『せらワイナリー(せらアグリパーク)』に就職した橋本悠汰さんが、今年から同ワイナリーの醸造責任者としてワイン醸造を一手に担うことになりました。 橋本さんはまだ25歳。 まだまだ修行の身で、中四国ワイナリー協会に加盟する23社で最も若い醸造責任者だそうです。

中国新聞デジタルの地域ニュースに取りあげられました

醸造責任者就任

ワイン醸造を学科の教育に取り入れている生物工学科としては嬉しい出来事なのですが、「果たして大丈夫か?」という心配はつきません。 そこで橋本さんにどんな様子か聞いたところ、「とにかく人手が足りなくて、なかなか家に帰れない。」とのこと。 「そりゃいけん、何とかせにゃいけまぁ」ということで周りを見回してみると、ちょうど研究室の4年生に広島県立世羅高等学校出身の深光純弥くんがいたので「手伝ってみる?」と聞いたところ、「ぜひやりたいです。」とのこと。 とんとん拍子にお手伝いが決まりました。

仕込用ブドウの入った籠をフォークリフトで運びます。1回で3.5トン仕込みます。

後輩が応援に

深光くん、幸い就職先は決まっていたのですが、卒業研究との二足のわらじでのワイン造り。 彼にとっては初めての作業とはいえ、見に行くと2日目で既にベテランの様な活躍ぶりでした。 おそらく家業の関係で機械の扱いに慣れていたためではないかと思います。 

今年のワインは?

今年のブドウはお盆前後の長雨でできが悪かったものの、その後晴天が続いたのでだいぶ品質も持ち直し、糖度も上がったのではないかと期待しています。 橋本さんによると「最初に仕込んだハニー・ビーナスのヌーボーは11月に瓶詰めする予定です。 きっとおいしいと思いますので、ぜひ多くの方にご賞味いただきたい。」。 ワインだけは売るほどあるみたいなので、ぜひ先輩後輩の絆で醸したワインをご賞味頂きたいと思います。 私ももちろん買います。

 

◆仕込み風景動画はこちら 

 

◆橋本醸造責任者の挨拶動画はこちら

 

 

 

 

 

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