【生物工学科】ウェブで配信 卒業研究発表会
コロナに始まり、コロナに終わろうとしている令和2年度。 広島県を襲っていた新型コロナウイルス感染第3波もようやく終息の気配を見せ始めた2月9日の火曜日。 生物工学科では2432教室において、毎年恒例の卒業研究発表会を対面で行いました。 その様子をご紹介します。
卒業研究発表会
生物工学科では毎年、全学生が一堂に会して卒業研究発表会を行います。 卒論発表会は午前と午後と長時間にわたりますので、今年は4年生と大学院生、および教員だけが2432教室に集合して、あとの学生さんはウェブ配信で視聴するという形をとりました。 勿論初めての試みです。 卒論発表会の様子は既に学長室ブログで紹介されていますので、学部ブログではちょっと視点を変えてご紹介します。
ウェブ配信
ウェブ配信には使い慣れたZoomを利用しました。 広岡教授が個人所有の機材(ビデオカメラ、360°会議用マイク、パソコン、三脚など)を供出し、教室の中央に音響エンジニアのように陣取って、1人で配信業務をされました。 まさに八面六臂の活躍です。 配信に気を使うあまり、発表内容に対して質問する余裕が無かったそうです。
視聴学生さんは?
まず配属研究室が既に決まっている3年生は、自分の研究室の発表だけは対面で聞き、その他は1721教室に設えられたパブリック・ビューイングか、各自のスマホやPCで視聴しました。 ただ1721教室はWiFi環境が悪く、パブリック・ビューイングが途切れ途切れになったとあとから聞きました。 次年度(?)の課題です。 下の写真は会場の様子です。 本来ならば、01101教室などで行い会場がすし詰めになるのですが、さすがに今年はほぼ一定間隔を空けての着席です。 以前のようなすし詰めの卒論発表会は、今後は無くなるのかもしれません。
アンケート
視聴した1~3年生には、「どの発表が良かったか?」「どうしてか?」「視聴した印象は?」などのアンケートに回答して頂きます。 さすがに配属の決まっている3年生は、「自分の研究室の先輩の発表が一番良かった」と答えます(忖度?)。 一方そういうしがらみのない2年生は、思ったことをストレートに書いてきて、時々ドキリとします。 「質問に適切に答えられてなかった」とか「もっとよく先行研究などを勉強しておくべきではないか?」などなど。 実際に発表してみると頭がいっぱい一杯で、質問の意味がよくわからなかった、質問に対する回答は頭に浮かぶが口から出てこない、適切でない回答をしていると自分でも気付いているが修正できない、ってことが誰にでもあるのです。 場数を踏むことが大切ですね。
最後に
今年の卒論発表会をお世話頂いたのは醗酵研究室の吉﨑准教授です。 ここに感謝したいと思います。 発表を終えた学生さんは重圧から解放され、最後に安堵の表情を見せるのは毎年変わらない光景です。 次年度はもっとしっかり研究して、もっと良い発表ができるよう頑張りたいと思います。