今年の臨地実習(学外)での活動報告
生命栄養科学科は、管理栄養士養成課程です。卒業必修単位として学内での実習・実験のほかに、学外に出て現場での栄養業務を学修しなければなりません。実際の医療や福祉、給食提供の現場で活躍する管理栄養士の諸先輩方を実習指導者に迎えて、実地で業務の指導を受けます。福祉施設入所者、入院・通院患者、小学校の子供たちを対象に学内で3年生まで学修してきた講義や実習の知識・経験を以て、栄養管理、栄養教育(栄養指導)、給食管理を学びます。こちらは今年の高齢者福祉施設での栄養教育を行っている様子です。
今年は、コロナ禍の中、実習受入れ施設の多大なるご協力をいただき、実際の施設での実習が実現しました。心より感謝申し上げます。
学生たちは、事前に指導管理栄養士より実習課題をいただき、また自らも実習における研究課題を検討・考案し、実習先で実践します。実習課題には、施設利用者とのおやつ作り・調理指導から、そのおやつ等を題材にした栄養教材を作成し、利用者の前で発表します。この時は丁度、デイサービス利用者への栄養指導をしているところです。感染予防に細心の注意を払いながら、学内でしっかり練習した発表手順に従い、利用者と会話も交わしながら上手く話しを進めていました。
これは高齢者と一緒に作り提供した「さつま芋きんつば」で、形は少し悪いですが、一から手作りしました。(撮影協力:緑寿会特別養護老人ホーム新山荘)
こちらは、学生と指導管理栄養士の写真です。学生は厨房での調理作業やおやつ作り、施設内での栄養ケア・マネジメント(栄養管理業務)の指導を受けました。指導管理栄養士が本学の卒業生であるためか、緊張しつつもとても楽しく充実した実習であると、嬉しそうに話しくれました。(撮影協力:特別養護老人ホーム福山福寿園)報告:I・K