【生命栄養科学科】食と健康の広場:ローズスクェア
市民フォーラム:食と健康のライフサイエンス
11月7日(土)に2020年度市民フォーラム「食と健康のライフサイエンス」が開催されました。
今回は「糖質と健康」をテーマに、2名の講師より講演を行いました。
新型コロナウイルス拡大防止のため、残念ながら6月の講演会は見送られましたが、11月は無事に開催することができ、たくさんの地域の方が足を運んでくださいました!
マスクの着用にアルコール、アクリル板も設置して、感染症予防対策もばっちりです!
参加者の方々にも、入口での検温、手指の消毒にご協力いただき、ありがとうございました。
座席も間隔を開けて座っていただきました。
糖質はえーよう
前半の講演テーマは、「糖質はえーよう」講師は生命栄養科学科の井ノ内直良教授です。
この遊び心あるテーマに興味を引かれた方も多かったのではないでしょうか。
最近では、「糖質オフ」や「糖質制限ダイエット」といった言葉をメディアで耳にしたり、スーパーに並んでいる食品から見かけたりすることが多くなりました。
糖質を摂ると太ってしまうといったイメージが広まってきていますが、糖質は活動するためのエネルギー源となる、とても大切な栄養素です。
また、日本人の主食であるお米は、デンプンを主成分とする糖質からできています。
私たち日本人とは切っても切れない縁の糖質ですが、間違った情報に惑わされず、糖質と上手に付き合っていきたいですね。
大麦の機能性はすごい!
後半の講演テーマは、「大麦の機能性はすごい!」講師は生命工学部の客員教授である池田達哉教授です。
麦は麦でも、パンや麺に使われている小麦に比べ、大麦が使われている食べ物はあまり知られていないかもしれません。
大麦は食物繊維が豊富で、その一種であるβ-グルカンには、便秘の改善、血糖値や血圧の上昇を抑えるなどの効果があることが分かっています。
その機能性を生かして、災害時での活用が期待できることもお話していただきました。今後、南海トラフ巨大地震が起こると予想されていますが、今から備えて、大麦を非常食として活用してみてください。
また、大麦を使ったお好み焼きや白玉ぜんざいなど、とても美味しそうなレシピもご紹介いただきました。
ぜひ普段の食事に大麦を取り入れてみてはいかがでしょうか。
キラリモチ大麦のパンフレットはこちらから:http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/pamphlet/kind-pamph/082575.html
ワキシーファイバー・ビューファイバーのパンフレットはこちらから:http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/pamphlet/kind-pamph/083046.html
栄養相談室
11月7日(土)市民フォーラム「食と健康のライフサイエンス」終了後、希望者が栄養相談室に参加しました。
食事の中に野菜を上手くとり入れる工夫などについてお話し、笑顔で帰っていただけました。
最後に、コロナ禍の中、参加してくださった皆様、スタッフの学生さん、ありがとうございました。
来年度のご参加もお待ちしております!