【生物工学科】 ラオス醸造所研修 参加学生募集中!
福山大学ラオス醸造研修所
皆様ご存じないと思いますが、ラオス人民民主共和国には『福山大学ラオス醸造研修所』があります。ラオスの首都ビエンチャンから47km東方に位置します。ここに、サトウキビからラム酒を製造しているラオディ(LAODI)という会社があり、その工場の壁にラオス研修所の看板が掛かっています。この会社はもともと、大学の近くの理化機器を扱う会社に勤めていた方(日本人)が始めたものです。
生物工学科・ラオス醸造研修所研修
生物工学科ではこの12月に、LAODIでの研修を含む約1週間のラオス研修を計画しており、現在参加学生を募集しています。日程は11/30(土)~12/7(土)の予定で、生物工学科の秦野教授と佐藤准教授が引率します。
現地ではサトウキビの収穫、搾汁、発酵、蒸留など農場と工場での研修に加え、ジャンクルでランなどの生態観察研究も行います。ビエンチャンでは市内探索・探訪や現地工場の見学・研修、博物館やブッダパーク訪問に加え、大学など現地の高等教育機関の訪問や交流も計画しており、今回のプログラムが今後の福山大学におけるラオス研修や、福山大学とラオスとの交流の嚆矢となるよう務めます。
学科では現在この研修プログラムの参加者を募集中です。締め切り間近。
追伸
おかげさまで、1~3の各学年から数名ずつの参加希望者が出てきそうで安心しました。 ところで、参加希望の学生さんが必ず聞くのがこの質問です。
「先生、ラオスに行って何をするんですか? ラオスって何があるんですか?」と。 そう聞かれても良い答えが浮かばないので、村上春樹さんの紀行文集『ラオスにいったい何があるというんですか?』を買って読んでみました。 以下、この本から抜粋します。
「そう訊かれて、僕も一瞬返答に窮しました。言われてみれば、ラオスにいったいなにがあるというのだろうか?でも実際に行ってみると、ラオスにはラオスにしかないものがあります。当たり前のことですね。旅行とはそういうものです。そこに何があるか前もってわかっていたら、誰もわざわざ手間暇かけて旅行になんて出ません。何度か行ったことのある場所だって、行くたびに「へえ!こんなものがあったんだ。」という驚きが必ずあります。それが旅行というものです。」(村上春樹、ラオスにいったい何があるというんですか? 文春文庫 あとがきより)