海洋基礎実験 海岸の生物の観察
海洋生物科学科では、1年生の後期から実習が始まります。今回はその中から、因島キャンパスで行った海岸の生物の観察実習について、お伝えします。
因島キャンパスの目の前にある海岸では、潮が引くと色々な生物が観察できます。同じ海岸でも場所によって、潮が少し引くとすぐに水上に出るところもあれば、なかなか出ないところもあります。そして、潮から出やすい場所かどうかで、見られる生物も変わってきます。「海岸の生物の観察」の実習では、どのような場所にどんな生物がくらしているか観察します。
最初に、満潮・干潮で海岸の環境がどう変わるかや、海岸にどのような生物がいるかなどについて説明を受けました。
この日はなかなか潮が引かなかったこともあり、最初にマリンバイオセンター水族館で瀬戸内海の生物を観察したり、キャンパスのベランダからスナメリを探したりしました。
いよいよ海岸に移動して観察開始です。足元に気をつけながら、岩場にいる生物を探します。
よく見てみると、岩にくっついていたり、隙間に隠れたりしています。小さな貝も見逃しません。
生物を見つけたら、観察シートを使って種名を調べたり、場所を記録したりします。
学生たちそれぞれが、色んな生物を見つけられたようです。海に行った際は今回の実習を活かし、ぜひ色んな生物を探してもらえればと思います。