学部・学科・大学院

心理学科

寺田 和永(てらだ かずひさ)

職 名 准教授
学 位 修士(臨床心理学)
専門分野 臨床心理学
担当科目 教育臨床心理学、心理実践実習、教育臨床心理学課題実習、教育心理学、特別支援教育など
メッセージ 学生時代に出会ったブリーフセラピーが私のルーツです。ブリーフセラピーでは、人が持つ強みやスキルといったポジティブな側面に焦点を当てることを特徴としています。このアプローチの視座を用いた臨床活動、研究をおこなっています。

Good Behaviorカードを用いた学校・学級づくりの研究

生徒の望ましい行動や親切な振る舞いに対して、先生や友人がGood Behaviorカードに書いて贈る取り組みを学校全体でおこなう中学校があります。具体的には「係りの仕事を頑張っていてすごいと思います」「手伝ってもらえて助かりました」などのカードが贈られています。このような取り組みに関心を持ち調査をおこなったところ、生徒の学校適応や教師の職場満足が高まることがわかってきました。今後は、Good Behaviorカードを用いた効果的な学校・学級づくりのプログラムを作成していきたいと思っています。

学校に行ける理由に着目した研究

生徒が毎日中学校に登校するのは、なぜでしょうか?生徒に聞いてみると「友達と話せるから」「部活に燃えているから」「入りたい高校があるから」などの答えが返ってきます。これらが生徒の登校を支えており、スクール・コネクテッドネス(学校と生徒を結ぶ力)と言います。研究では、中学生のスクール・コネクテッドネスにどのようのものがあるか調べたり、不登校の未然防止のためにスクール・コネクテッドネスの維持や拡大に向けた取り組みを検討したりしています。