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心理学科

日下部 典子(くさかべ のりこ)

職 名 教授(人間文化学部長)
学 位 博士(人間科学)
専門分野 臨床心理学
担当科目 カウンセリング論、臨床面接総論、認知行動療法特論など
メッセージ 現代社会では、大人だけではなく子どもも、仕事や勉強、対人関係(家族から会社や学校、友人関係など)、気候、騒音などの環境等、様々なストレスにさらされています。ただ、同じストレスにあっても、乗り切れる人とそうでない人がいます。ストレスに上手に対処できる方法を考えるのが、認知行動療法に基づいたストレスマネジメントです。

 研究者情報 

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ストレス・プロセスにおけるコーピングとしてのネガティブな養育行動の検討

幼児に対する虐待行動を、ネガティブな養育行動と捉えて、その特徴を検討した。その結果、ネガティブな養育行動は、ストレス・プロセスにおけるコーピング(ストレスを軽減するための対処行動)としてとられていること、またストレスを高く自覚し、うつ傾向の親ほど多くとっていることが明らかとなった。

妊婦のうつ傾向およびうつ傾向に関わる要因

明治以降、約80,産後うつ病のリスク要因の一つである妊婦のメンタルヘルスを明らかにすることを目的として、うつ傾向を検討した。約2割の妊婦でうつ傾向が認められ、うつ傾向が高い人は援助されることへの懸念、サポートされることへの期待が低いことが明らかとなった。うつ軽減にはサポートは有効な方法であり、今後どのようにサポートを利用できるか考えていくことが必要である。