人間文化学科
Department of Human Culture
教育目的
人間文化学科は,言語,文学,歴史の三領域を主として,世界の芸術や思想も視野に入れた横断的な教育・研究を行う。それらを通じて,豊かな教養と広い視野を具え,主体的に問題を発見,解決する実践力と新しい文化を創造する意欲を有した,地域社会に貢献できる人間を育成することを目的とする。
- 1.地元の企業・役所にて,その地域の文化を活かした企画を立案/発信/実行する人間を育成する。
- 2.編集者や文筆家として,新しい文化を創造する人間を育成する。
- 3.教員として,教材研究と教材開発を怠らず,生徒の成長と人格形成に資する人間を育成する。
- 4.学芸員として,資料を保存・活用するとともに,調査・研究にも携わることができる人間を育成する。
アドミッション・ポリシー
(入学者受入れの方針)
人間文化学科は,豊かな教養と広い視野を具え,主体的に問題を発見,解決する実践力と新しい文化を創造する意欲を有した,地域社会に貢献できる人間を育成します。そこで,人間文化学科は次のような人を求めています。
- 1.小説,評論などに対する強い関心と高い読解力を有する人。
- 2.自分が興味・関心を持つ対象に関して,主体的に思考することができる人。
- 3.言語能力(コミュニケーション能力・分析力・表現力・語学力)を磨きたい人。
- 4.文化(言語・思想・歴史・文学)について幅広く学びたい人。
- 5.文化の創造(イベント企画・雑誌編集など)への意欲のある人。
上記のような知識や能力,態度などを身に付けているかを確認するため,必要に応じて筆記試験や面接,学習課題などを通して判定を行います。
カリキュラム・ポリシー
(教育課程編成・実施の方針)
人間文化学科では,ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)を踏まえ,学生が自律的に学べるように,次のような方針に従って学修の系統性と順次性に配慮しながら学修成果基盤型の教育課程を編成し実施する。
- ・・・1年次・・・
共通基礎科目と教養教育科目,及び専門基礎科目(人間文化学部共通科目)と専門科目を通じて,学びの目的を知り,言語運用能力と実践力の基礎を身に付ける。 - ・・・2年次・・・
「基礎演習」や外国語科目,「言語・思想」「芸術・文学」「歴史」各領域の専門科目を通じて,社会の多様性を知り,人文学に関する専門知識の基礎を幅広く身に付ける。 - ・・・3年次・・・
より専門性の高い科目やゼミを通じて,社会に対する問題意識を高め,「言語・思想」「芸術・文学」「歴史」に関する専門知識を深める。 - ・・・4年次・・・
2年間にわたるゼミでの学びと,学修の集大成である卒業論文を通じて,新しい文化の創造に寄与する方法を発見し,専門知識を活用して社会に貢献する意欲を養う。
ディプロマ・ポリシー
(卒業認定・学位授与の方針)
人間文化学科の目的に沿って,設定した授業科目を履修して,所定の単位数を取得した者に卒業を認定し,学士(文学)の学位を授与する。なお,卒業時に必要とされる資質は以下のとおりである。
- 1.文化の継承と創造に寄与するための言語運用能力
人間が生み出し,今も生み出し続けている文化(人間文化)の基盤をなす言語運用能力を有している(言語運用能力とは,言語によって自らの意思や論理的思考を適切に表現,伝達し,かつ他者の意思を的確に理解する力である)。 - 2.社会が抱える問題の解決に寄与するための幅広い教養と実践力
言語・文学・歴史に関する幅広い教養をもとに,自律的に思考して問題を発見し,解決する力を有している。 - 3.社会における多様性を尊重するための多角的な視点
多様な人間が生み出す多様な文化に対して,幅広い視野と寛容で偏見のない態度を有している。 - 4.持続可能な社会の形成に寄与するために,自らを高め続け,次世代を育む力
継続的な地域貢献をしていくための向上心と,新しい文化を創造していくために,次世代を担う人間を育成する意欲を有している。
アセスメント・ポリシー
(学修成果の評価の方針)
本学科在学中の特定学期・学年修了時などに行う学生の学修成績に関する形成的評価とともに、卒業論文における卒論ルーブリック評価または試験による評価、ならびに予め定めたディプロマポリシーおよびカリキュラムポリシーに照らして全在学期間にわたる学修状況について行う総括的評価により、学生の学修成果を評価すると同時に、本学科における教育の在り方の適切性を評価する。具体的方法は以下に示す。
具体的な評価方法
学位授与の方針に掲げる資質の修得度に関しては、「学生レベル」「学科レベル」「大学レベル」の3つのレベルで評価する。この評価により、学生の資質修得度についての形成的評価・総括的評価および教育プログラムの評価を行う。
- 1.学生レベルの評価:
- ① 授業科目の成績評価
シラバスに定めた評価方法で成績評価を行う。評価方法は、ペーパーテスト、レポート・プレゼンテーションのルーブリック評価など、学修内容に適した方法で行う。卒業(課題)研究は、学科で定めたルーブリックにより評価を行う。この成績評価により、当該科目の学修目標の到達度を確認する。
➢ 成績評価は以下に基準に従って判定し、当該授業科目の学修目標の到達度を確認する。
秀 (90 点~100 点):特に優れた成績
優 (80 点~89 点) :優れた成績
良 (70 点~79 点) :良好な成績
可 (60 点~69 点) :良好に達していないが合格の成績
不可(60 点未満) :合格と認められない成績 - ② 資質の評価
- ➢ 資質を構成する10個の中項目※について、以下のように評価を行う。
1年次〜4年次:関連科目の成績から、学生個々の「学科の学位授与の方針に掲げる資質(中項目)」の修得度を算出し、レーダーチャートで可視化する。資質の修得度は、授業科目の成績、単位数、各中項目との関連度から算出する。この資質修得度およびレーダーチャートを用いて、学修成果の形成的評価および総括的評価を行う。 - ➢ 資質(中項目)の修得度は、以下の基準に従って評価する。
修得度(あるいは GPA)3.3 以上 4.0 以下 :特に優れている
修得度(あるいは GPA)2.8 以上 3.3 未満 :優れている
修得度(あるいは GPA)2.0 以上 2.8 未満 :良好である
修得度(あるいは GPA)1.0 以上 2.0 未満 :良好に達していない
- ➢ 資質を構成する10個の中項目※について、以下のように評価を行う。
- ① 授業科目の成績評価
シラバスに定めた評価方法で成績評価を行う。評価方法は、ペーパーテスト、レポート・プレゼンテーションのルーブリック評価など、学修内容に適した方法で行う。卒業(課題)研究は、学科で定めたルーブリックにより評価を行う。この成績評価により、当該科目の学修目標の到達度を確認する。
- 2. 学科レベルの評価:
学生が卒業時、学科の教育プログラムによって、「学科の学位授与の方針に掲げる資質」がどの程度修得できているか、「学科の学位授与の方針に掲げる資質の修得度アセスメント表」を用いて評価する。 - 3. 大学レベルの評価:
学生が卒業時、学科の教育プログラムによって、「大学の学位授与の方針に掲げる資質」がどの程度修得できているか、「大学の学位授与の方針に掲げる資質の修得度アセスメント表」を用いて評価する。
※中項目:
1)活用力
2)実践力Ⅰ
3)幅広い教養
4)実践力Ⅱ
5)意欲・持続力Ⅰ
6)高度な専門知識
7)責任感と倫理観Ⅰ
8)意欲・持続力Ⅱ
9)他者との協働性
10)責任感と倫理観Ⅱ
カリキュラムマップ
(平成30年度~)
○共通教育科目の詳細はこちらから確認いただけます。