人間文化学部

Faculty of Human Culture and Sciences

【心理学科】子育てステーション(@子ども遊び広場)の活動報告

【心理学科】子育てステーション(@子ども遊び広場)の活動報告

新しい季節が始まり、心理学科では様々な活動が行われるようになってきました。今回は、心理学科発達心理学研究室の4年生たちが取り組んだ「子ども遊び広場」の活動成果報告の様子を、赤澤教授が紹介します。学生たちの努力と成長が光る報告をぜひお楽しみください(投稿はFUKUDAI Magのメンバーの向井です)。

 


心理学科赤澤です。2024年5月30日に、心理学科発達心理学研究室の4年生7名が学長室を訪問し、大塚学長に2023年度の子育てステーションについて報告しました。

心理学科では、2007年度から福山駅福山城口前の学校法人福山大学社会連携推進センター2階にある子育てステーションにて、乳幼児の親を対象とした「子ども遊び広場」活動を実施してきました。2015年度から発達心理学研究室の学生がその運営に携わるようになりました。「幼保連携型認定こども園 こどもえん つくし」と協働しながら、また、心理学科助手のサポートを得ながら活動を継続・実施しています。2023年度は年間4回の活動を実施することが出来ました。

<報告書(一部)>

 

子ども遊び広場活動では、学生自身が活動費を得るために、助成金の申請に取り組んでいます。学生が、毎年地域の助成事業に申請書を提出し、審査を受けており、2023年度は、(公財)ひろしまこども夢財団の助成金申請代表者を黒田莉帆さん(発達心理学研究室4年・広島県立大門高等学校出身)が務め、審査を受けた結果、助成金を交付していただけました。この助成金により、外部の特別講師2名をお迎えすることができ、多くの参加者から好評を得ることができました。また、2023年度は、大学からの教育振興助成金もいただくことができ、ピンク色のユニフォームを作成することができました。これにより、学生達の士気も高まりました。

大塚学長は、7名の学生一人一人に活動の成果等を質問してくださり、学生たちは緊張しつつも、誇らしげに報告していました。以下は、2名の学生のコメントです。

 

・清水志音さん(発達心理学研究室4年・高知県立中村高等学校出身)

「学長室を訪問し、1年間の活動の報告をしました。私はこの1年間を通じて子どもについての理解が深まったように感じました。活動当初、私は子どもに対して予測不能な行動を取るから苦手だと感じていました。しかし、触れ合っていくうちに、子どもは直前に起こったことや目の前にあることに興味などを示して行動していることが分かり、徐々に子どもと一緒に、もしくは子どもよりも工作や遊びを楽しむことができました。今後この活動で得た知識や経験を活かせる機会があればいいなと考えています。」

 

・松下光希さん(発達心理学研究室4年・岡山県立玉島高等学校出身) 

「子ども遊び広場の活動報告をするために学長室を訪問しました。活動を振り返ってみると0歳から11歳と幅広い年齢層の子どもたちが活動に参加してくださったため、一緒に工作や遊びなどを行っていくうちに楽しく発達について学ぶことができたと思います。また、保護者の方や認定こども園の先生が子どもたちとコミュニケーションをとる姿を見て、子どもたちとの接し方についても学ぶ場面が多く、とても貴重な経験をさせていただきました。」 

<大塚学長に子ども遊び広場の成果を報告する学生>

 

<全員で写真撮影>

 

今後も発達心理学研究室では、この活動を継続し、2024年度は新メンバーとともに、また新たな一歩を踏み出していこうと考えています。


これまでの活動の成果が実を結んだ赤澤ゼミの皆さん。活動を通じて得た経験と学びを胸に、これからもさらなる活躍と成長を目指して頑張ってほしいと思います。

 

学長から一言:心理学科が2007年から取り組み、2015年からはとくに発達心理学研究室が継続している「子ども遊び広場」の活動を通じて、幼い子ども達の発達を支える力になっているのは勿論のこと、参加メンバー自身が大きく成長していることを感じます。活動のための外部資金の獲得や活動内容の深化など、目覚ましい活躍を讃えたいと思います。

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