【#心理学科】出前講義の様子をお届けします!
何かとストレスの多い時代と言われますが、皆さんはストレスにどう対処していますか?本日は、そんなストレスに関する出前講義の様子について、日下部典子教授からの報告です(投稿は学長室ブログメンバーの大杉です)。
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心理学科の日下部です。福山大学では、大学教員が高校へ出向き、高校生に向けて講義をするという「出前講義」を実施しています。5月17日(火)に、岡山龍谷高等学校の「探究活動」の一環で授業をしてきましたので、本日はその様子をご報告します。
授業は「ストレスって減らせるの?」というテーマで、「RINGS特進系」の生徒を対象に行われました。「RINGS(Ryukoku IN Global Scales)」は進路実現に向けた「探究の時間」だそうで、生徒は自分の学びたい系にそれぞれ分かれているそうです。今回、その中で「心理系」を選んだ2、3年生合計48名に大学の模擬授業をしてきました。
私自身は「探究」という授業を経験したことがなく、ドキドキしながら準備をしました。各学期のテーマがあり、1学期は「SDGsに紐づけた探求」というテーマだそうです。そこで、SDGsの「すべての人に健康と福祉を」に紐づけし、「心の健康」をテーマに話すことにしました。
これまでオープンキャンパスで模擬授業を担当したことはありましたが、今回は2時間と長時間!講義だけではなく、考える時間+意見発表を交えた授業にしました。
今回は、「ストレスプロセス」と「ストレスマネジメント」が講義の中心でした。専門用語もあり、初めて聞く内容が多かったようです。それでも、受講した皆さんは色々と自分のストレスやストレス対処について考えて、意見を述べてくださったことが印象的でした。
途中「リラクセーション」の実践も交えながらの2時間でした。
これから、今回の講義を基にそれぞれの探究テーマを見つけ、9月にはその発表会があります。高校生の皆さんがどのような課題を見つけ、それをどう考えてくるのか、今から楽しみです(発表会にも参加予定です)。
ストレスマネジメントについては、心理学科でも「健康・医療心理学」をはじめとした公認心理師カリキュラムの科目で学ぶことができます。ストレスマネジメントに関連して、「メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅲ種」の資格も在学中にとれますよ!
大学教員による講義に接することで、高校生の皆さんが大学で学びたいことを見つけてくれたら嬉しいです。このような機会を設けてくださった岡山龍谷高等学校に感謝しています。
今後は大学生も参加する形式で、大学をより身近に感じてもらえるような出前講義も良いかもしれません。高校生の皆さん、お楽しみに!
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ストレスとどう向き合うかは、大人だけでなく大学生や高校生にも重要なテーマかもしれません。「探究」の授業、想像するだけで楽しそうでワクワクしますね。心理学に興味を持ってくれている高校生、高校関係者の皆さん、大学の講義が気になったら、ぜひ「出前講義」を検討してみてくださいね!
学長から一言:日頃教えたり接したりしている大学生とは、予備知識などの点で、配慮が必要な高校生相手の出前授業。しかし、大学の生の授業を体験する機会を期待されているのですから、レベルを下げたり、内容を大きく変えたりすることはできないでしょうし、授業担当者の日下部教授は、この分野の専門家でベテランとはいえ、特別に気を遣う一日になったかも知れません。お疲れ様でした。授業を聴いた高校生の中から心理学をはじめ、本学での学びに興味関心を持つ人がたくさん現れるといいですね。