
【心理学科】サイバー防犯ボランティアCyPat FUの受賞報告と2024年度活動総まとめ
心理学科の大杉です。 心理学科の防犯ボランティアの活動報告2つ目です(前回のPACE(ペース)の今年度の活動についてはこちらをご覧ください)。
今回は広島県警察本部生活安全部サイバー犯罪対策課から委嘱を受けて活動している福山大学サイバー防犯ボランティアCyPat FU(サイパットエフユー)の今年度の活動を一気に振り返りたいと思います(申し訳ないですが、長文です)。 なお、CyPat FUは、警察庁主催の令和6年度サイバー防犯ボランティア広報啓発コンテストで、審議官賞(優秀作品)も受賞しました。表彰式の様子も合わせて、後半にお伝えします。 (投稿は向井です。)
1.福山ばら祭(5月18日と19日)
福山市若者・くらしの悩み相談課と協働し、福山ばら祭において「子どもの安心安全」ブースを出展させていただいた様子は、FUKUDAI Magのこちらの記事からご覧いただけます。
2.警察音楽隊による昼のコンサートにおける広報啓発活動(6月9日)
天満屋ハッピータウンで開かれた警察音楽隊の昼のコンサートの際に、広島県警察本部生活安全部サイバー犯罪対策課の皆さんとともに広報啓発活動を行いました。サイバー空間上で増加中の詐欺防止を目的とした活動でした。
3.委嘱式(6月25日)
広島県警察本部生活安全部サイバー犯罪対策課の皆さんが本学にお越しくださり、委嘱式が行われました。今年度から新規メンバーとなった13名の学生の代表として、1年生の大塚智菜津さんが代表として委嘱状を受け取り、サイバー防犯活動への意気込みを新たにしました。
4.読売新聞における活動紹介の掲載(6月29日と30日)
6月11日の定期活動を読売新聞の記者の方に取材いただき、「子ども守る『デジタル世代』SNS性被害 学生が啓発 サイバーパトロールも」と題した記事を掲載していただきました。CyPat FU代表の小野亜斗夢さん(捜査心理学研究室4年)の言葉が紹介されました。
5.福山市立水呑小学校におけるサイバー防犯教室(7月10日)
福山市立水呑小学校の4年生から6年生に対し、サイバー防犯教室を行いました。小学生の皆さんが積極的に参加してくれて、素敵な標語がたくさんできました。
6.福山市立遺芳丘小学校におけるサイバー防犯教室(7月24日)
福山市立遺芳丘小学校の4年生から6年生に対し、サイバー防犯教室を行いました。昨年に続く2度目の参加となる小学生が多かったので、昨年より少し難易度をあげた教室にしましたが、皆真剣に取り組んで楽しんでくれました。
7.広島県湯崎知事との昼食懇談会(10月8日)
湯崎英彦県知事を訪問し、CyPat FUの活動を紹介させていただいたり、学生ボランティア活動を通じて日頃感じていること、サイバー防犯について考えていることをお伝えさせていただいたりしました。湯崎知事は私たちにちなんで福山デニムのスーツで出迎えてくださり、終始温かく活動への理解と労いのお言葉をくださいました。とても素敵な時間となりました。
8.内閣総理大臣賞の受賞と広島県警察本部長への表敬訪問(10月16日と11月1日)
令和6年安全安心なまちづくり関係功労者表彰として内閣総理大臣賞を受賞しました。その報告に、広島県警察の則包卓嗣本部長への表敬訪問も行いました。詳細はこちらのFUKUDAI Magの記事をご覧ください。訪問の様子は「サイバー防犯ボランティア活動 大学生らが総理大臣から表彰は県内初 県警本部長を表敬訪問 広島」と題してRCC中国放送のページに掲載いただいている他、「福山大のサイバー防犯ボランティア、内閣総理大臣賞を受賞」と題して中国新聞にも掲載していただきました。また、「大学サイバー防犯ボランティアが本部長を表敬訪問 総理大臣表彰の受賞を報告」と題して日刊警察にも掲載いただきました。
9.地域とボランティア講師(10月28日)と子どもフェスティバル(11月3日)
こちらも詳細はこちらの記事をご覧ください。
10.学長室及び理事長室への訪問(11月11日)
内閣総理大臣賞の受賞報告に、学長室と理事長室を訪問しました。代表の小野亜斗夢さんと副代表の松田教佑さんから受賞の報告をすると、学長と理事長からは多岐にわたる活動への称賛と労いの言葉が贈られました。
11.地域防犯活動リーダー研修会の講師(1月17日)
福山市市民局市民部市民生活課からの依頼で、地域防犯活動リーダー研修会の講師を務めました。活動紹介を少しさせていただいた後は、流行中のサポート詐欺とSNS型投資詐欺について説明し、その後実際に体験してみるグループワークを行いました。
12. SNS型投資詐欺防止動画作成と福山西警察署からの感謝状授与(1月20日)
福山西警察署から依頼を受け、実は8月から10月にかけてSNS型投資詐欺被害防止動画の作成に取り組んでいました(動画は以下の広島県k警察公式YouTubeチャンネルでご覧いただけます)。
心理学的知見を用い「水際阻止」を訴えたこと、親しみやすいように備後弁を用いたことで、多くの啓発動画とは一味違う動画となっています。YouTube広告として流していただいた他(約7万回再生していただきました!)、松永駅前や今津町3丁目交差点のデジタルサイネージにて放映していただきました。日頃のサイバーパトロール活動も含め「福山大生 SNSの有害情報を監視 広島県警と協力 闇バイトなど通報」と題して山陽新聞に掲載いただいた他、「それ、SNS詐欺じゃけぇ」と題して読売新聞にも掲載いただきました。
13.タモリステーション「闇バイト特集」への出演(1月25日)
テレビ朝日のタモリステーションで、「闇バイト犯罪」と闘う学生たちの地道な取り組みを紹介していただきました。取材は12月16日に行われ、広島県警サイバー犯罪対策課とのサイバーパトロールの様子や日頃の活動への思いをお伝えしました。
14.学長賞(社会活動部門)の受賞(1月29日)
内閣総理大臣賞の受賞や日頃の活動が評価され、学長賞を受賞しました。2024年度代表が受賞者代表の挨拶をし、新年度代表が賞状を受け取りました。
15.サイバーセキュリティ・カレッジin広島への参加(2月8日)
サイバーセキュリティ・カレッジin広島に参加し、最新のサイバーセキュリティ情報を勉強させていただきました。また第2部の委嘱式において、広島県警察生活安全部サイバー犯罪対策課より今年度の活動に対して感謝状をいただき、さらに顧問である私大杉は委嘱式に参加されていた方々に対して内閣総理大臣賞の受賞報告と活動継続のコツに関する講演を行いました。
16.ボランティア引継ぎ式及び送別会(2月18日)
詳細はこちらの記事をご覧ください。ボランティア活動の継続は、どの団体にとっても大きな課題です。先輩から後輩へ、その情熱とノウハウをきちんと引き継ぎました。
17.ひろぎんITソリューションズの方々との対話会(2月27日)
ひろぎんITソリューションズ株式会社の方々が私たちの活動を見に来てくださり、日頃の活動や活動への思いについてお話しさせていただきました。貴社におけるサイバーセキュリティへの取り組みや今後の協働に関するお話もでき、有意義な時間となりました。
18.令和6年度サイバー防犯ボランティア広報啓発コンテスト表彰式(3月10日)
冒頭で少しご紹介しましたが、警察庁主催の令和6年度サイバー防犯ボランティア広報啓発コンテストの「ネット犯罪防止に向けた偽・誤情報対策」部門において、審議官賞(優秀作品)を受賞しました。全国から多くの団体が応募する中、部門別に上位2作品ずつのみが受賞するもので、CyPat FUは一昨年ぶり2度目の受賞となります。
動画やアニメーション作成に強い団体の受賞が目立つ中、唯一心理学を学ぶ私たちが受賞できたことは、動画の独創度や訴求力を高く評価していただいたことに他ならず、大変光栄に思っています。表彰式の様子は「動画でフィッシングや偽・誤情報への注意呼びかけ 京都の高校ボランティアなど表彰」と題して産経新聞に掲載されています。
19.南海放送ラジオ「未来への好奇心」への出演(3月12日)
南海放送ラジオの方々に取材していただき、「未来への好奇心」という番組に出演させていただきました。愛媛県出身の学生も交えながら、終始楽しい収録となりました。福山大学心理学科のお話や、ボランティア活動で得られること、学生たちの将来の夢などが語られています。こちらで視聴可能です。
盛りだくさんな報告をため込んでしまい、年度末の駆け込み報告となり失礼いたしました。2024年度を最後まで駆け抜けたCyPat FU。新年度も変わらず走っていこうと思います。新年度の活動報告も、ぜひご期待ください!
学長から一言:サイバー犯罪防止のために活動する心理学科のボランティアグループCyPat FUによる今年度の活躍ぶりは、目を見張るばかりです。こうして全てをまとめて見ると、専門的知見を活かした地道な防犯啓蒙活動や各種団体との連携ほか、実に多様で、かつ充実した内容に驚かされます。それらの意義が認められて、メディアで取り上げられ、また数々の賞を受賞。表彰の最高峰は内閣総理大臣賞受賞でしょうが、警察庁の審議官賞(優秀作品)受賞の栄誉も。次年度の活躍がいやが上にも期待されます。頑張ってください!