【建築学科】建築学科の学生が提案する「行きたくなる屋上」デザインコンペが行われました!
福山大学建築学科と㈱ラックスは,夏休み期間を利用して福山大学建築学科の学生に限定したコンペを産学連携で実施しました。このコンペは,学生の自由な発想に期待する企業と学生にコンペを経験させたい大学とが合致したものであり、学生の製作の機会を提供する取り組みです。
夏休み前に行われた説明会の様子。ラックスの担当者の説明を熱心に聞いています。
このコンペの課題は,何気なく存在する建物の屋上空間に新たな価値と可能性を創造することです。学生ならではの斬新な新しい発想が期待されます。
対象となる屋上空間は,事務所ビルの屋上で,実際に施工できることが条件となるので,屋上に設置できる構造物にも重さの限界があります。コンペに応募した学生たちは,上記条件を確認するためにラックスの屋上に見学に行き,そのイメージを膨らませてデザインしたようです。
9月のコンペ締め切りまでに17作品の応募がありました。今回のコンペでは, 3年生の応募がほとんどでしたが,2年生や4年生も2作品ありました。作品に仕上げるには多くの時間がかかりますが学生は積極的に取り組んでいました。
応募作品は㈱ラックスの社内で厳正に審査されました。審査項目は,①デザイン性,②オリジナル性,③コンセプト・デザイン力,④面白さ,⑤利便性,⑥施工性/メンテナンス,の6つで,各項目5点満点で点数化されました。審査の結果,受賞3作品の優劣は付けがたく1点差勝負でした。
見事,最優秀賞を掴んだのは『会話が重なる屋上』(3年生3名のチーム)で,優秀賞は『アイデアが飛び交う屋上』(3年生),佳作は『Hitori no ibasyo』(4年生)となりました。受賞作品はいずれも屋上空間に付加価値を付けるものであり,建物利用者が憩えるスペースを創造していました。
最優秀賞
『会話が重なる屋上』 建築学科3年上池成樹・太歳風丸・中村遥
優秀賞
『アイデアが飛び交う屋上』 建築学科3年 志賀美月
佳作
『Hitori no ibasyo』 建築学科4年 河田陽依菜
このコンペの表彰式が大学祭期間中の10月13日(土)に福山大学で執り行われました。表彰式では,受賞者のほか,福山大学建築学科教員,ラックスの社長など,多くの方が出席し,受賞した3組の栄誉を称えました。受賞者たちは,表彰式では非常に緊張していましたが,賞状・賞金をもらい素晴らしい笑顔をしていました。このコンペをきっかけにして,大きなコンペに挑んでほしいと思います。
コンペの表彰式の様子。夏休みの頑張りが成果となった瞬間です。