【建築学科】 びんご建築女子「OGのキャリア講演会」報告 子育てと仕事を両立するスーパーゼネコン専門職の先輩の話を聞きました!
びんご建築女子運営メンバー、建築学科3年次の橋本爽香です。
びんご建築女子の第11回目のOGキャリア講演会が8月5日に行われました。
講師に清水建設株式会社 広島支店設計部の本村美加さんをお招きしました。
2017年に講演してもらっており、今回は2回目の講演です。
講演のテーマは、「わたしと建築」で、本村さんは、就職氷河期に就職されてから今日までの貴重なお話しをたくさんお伺いできました。
福山大学大学院を卒業後、広島市内の建築設計事務所などを経て清水建設株式会社に転職され、広島支店設計部設備設計グループに所属されています。
私たちは設備設計という仕事は、“よくわからない”“興味がない”“難しそう”というイメージを持っている人が多いところから、設備設計の仕事について詳しく説明してくださいました。設備設計の仕事は、構想・企画・基本・実施・監理という流れがあり、私たちが普段は見ることのない建物の中に隠された、しかし生活には欠かせない空調換気設備や電気配線を品質・コスト面でバランスのとれるよう計画する仕事です。私たち建築学生も普段耳にしない、“BIM”モデルの構築や“ZEB”“WELL認証”“ecoBCP”といった単語についても説明を受けました。
難しそうな設備の話をとてもわかりやすく説明していただきました
本村さんは、設備設計一級建築士など多くの資格を取得されています。一級建築士の資格取得時にはご苦労があったようです。その後は清水建設で働きながら設備設計一級建築士、建築設備士、消防設備士などの資格を取得されています。資格を取ることのメリットは何かと質問したところ、「資格を取ることで会社が大きな得をすることはないが自分が頑張れる人なのだと認められる」とおっしゃられていました。資格を持っていることは信頼もされるということだと思います。
みんな真剣に本村さんの話を聞いています
近年では結婚しても専業主婦になる人よりも共働きを選ぶ家庭が増えています。本村さんも4歳のお子さんを育てながら共働きをされています。清水建設は仕事と生活の両立支援制度が充実しており、本村さんもこの制度を利用して取り組んでいるようです。
今回、本村さんのお話を聞いて自分の将来について考える良い機会になりました。参加した学生は、漠然と考えていた未来の自分のために、今何ができるのかひとりひとり違う思いを持ったと思います。私も本村さんのような輝き続ける女性になれるよう頑張りたいです。
本村さん、お忙しい中貴重な時間を私たちのために割いていただき有難うございました。益々のご活躍を願っています。
恒例の講演会終了後の記念撮影