
【建築学科】卒業設計の建築家批評会を行いました!
建築学科の卒業研究では、卒業設計と卒業論文のどちらかを選んで研究を行っています。卒業設計作品を建築家に見ていただく「建築家批評会」を今年度も開催しましたので、同学科FUKUDAI Magメンバーの大畑よりお知らせします。
建築学科では毎年建築家を招き、卒業設計をひとつひとつ“批評”していただく建築家批評会を開催しています。今年度は、建築学科佐藤圭一教授のコーディネートにより、次の3名の建築家に来ていただきました。
角直弘様
株式会社一級建築士事務所DNA(京都市)代表取締役
一昨年から審査員をしていただいています。
水谷俊博様
武蔵野大学工学部建築デザイン学科・教授
水谷俊博建築設計事務所(東京都)代表
2023年度日本建築学会賞受賞(業績)「武蔵野クリーンセンター・むさしのエコreゾート整備事業」
櫻河内敏雅様
株式会社あい設計(広島市)プロジェクト企画部副部長・BIM 統括室長・地域まちづくり計画室長
福山大学工学部建築学科卒業・同大学院建築学専攻修了
設計した学生は制作した模型や図面を用いてプレゼンテーションを行い、その後一人ずつコメントをいただきました。「なぜこのようなデザインになったのか」といった質問を受けて、議論を交わしている様子もみられました。活躍されている建築家に見ていただくということで、緊張している学生が多かったようです。
来年度以降に卒業設計をしたいと考えている1年生から3年生の学生も聴講していました。
今年度は、3人の建築家それぞれから表彰していただきました。各賞を受賞した作品をご紹介します。
角直弘賞を受賞したのは、山本凌大さんの「にぎわいの茶屋~岡山県倉敷市茶屋町賑わい交流施設の提築~」でした。
水谷俊博賞を受賞したのは、藤岡拓志さんの「北木島88ヶ所巡り再編計画」でした。
櫻河内敏雅賞を受賞したのは、竹田有寿さんの「ELIGENS PARTEM 一岡山県倉敷市における地域密接型保育施設一」でした。
このような機会を通じて、設計を楽しいと感じることができ、自分の作品に自信が持てた学生もいたのではないでしょうか。
3名の建築家のみなさま、ありがとうございました。
学長から一言:第一線でご活躍中の建築家の皆様に本学までお越しいただき、卒業設計の作品を批評していただく「建築家批評会」。専門家お三方からそれぞれ優れた作品として表彰された学生の皆さんの三者三様の作品は、いずれ劣らぬ立派な出来映えのようです。受賞者の皆さん、おめでとう! 残念ながら選に漏れた人たちも、きっと厳しくも優しいコメントを聞いて、次の創作への意欲を掻き立てられたことと思います。