【電気電子工学科】第78回東村町かかし祭りに参加しました
工学部電気電子工学科の田中准教授から,大学のある松永地区の地域イベントの「かかし祭り」への出展の報告が届きました。その様子について、工学部電気電子工学科のFUKUDAI Magメンバーの伍賀がお伝えします。
福山大学のある東村町で毎年開催される「 東村町かかし祭り」に参加しました。今年で78回目になる伝統のお祭りです。会場は旧福山市立東村小学校です。この小学校は、2020年に惜しまれながら閉校し、今、町内の子供たちは少し遠くなった小学校までスクールバスで登校しています。毎朝、スクールバス乗り場でバスを待っている子供たちの元気な姿を目にします。旧東村小学校は、福山大学の本当に目と鼻の先にあり、秋になるとイネの海に浮かぶ船のように見えます。まさに「かかしの里」です。
「かかし祭り」には、私たちは数年ぶりの参加となります。前回は「スマートシステム学科」として参加しました。今回は、今年度4月に名称変更した「電気電子工学科」としての参加になりますが、展示のコンセプトは変わらず、「電気電子工学やプログラミングの力を借りて子供たちがワクワクする楽しい遊び場を作る」ことです。
今回は、学科の学生が出場して今年度の中四国地区大会で3位に入賞したETロボコン(10月4日FUKUDAI-Mag『【電気電子工学科】ETロボコン2024中四国地区大会で総合3位入賞!』で紹介しています。)で、昨年の大会まで使用していた自走ロボットをコントローラの傾きで操れるようにしたロボットと自動掃除ロボットルンバを改造して自分で操縦できるようにした、名付けて”TODDLE(トドル) “です。どちらも、電気電子工学科で学んだり、研究したりしている知識や技術を使って改造しています。
そんな唯一無二のロボットたちなので普段目にすることはありませんから、開場時間前から待ちかねたように集まる子供たち、それよりも前に地元のお父さんお母さん方がフライング気味にお越しくださりました。物珍しいという様子で質問攻めに合いました。その対応にこちらがあたふたしているところに、子供たちがようやくやってきました。今回のリモコンは、市販のゲーム機のコントローラにも使われている傾きを検知するモーションコントロール機能を搭載しているため、ちょっと操作が難しい(モーションコントロールを採用した)ので、ひとりずつ丁寧に説明しては遊んでもらいました。
実体があるものを自分で動かすのはとても魅力的で楽しいようです。最初は恐る恐る、ちょっと怖い顔をしてロボットを動かしていた子供たちも、あっという間に上手になり、笑顔で難しいモーションを披露してくれるようになります。子供たちの適応力にはいつも驚かされます。操作もすぐにうまくなります。この日は開会から閉会時間までつぎつぎに訪れる子供たちで私たちのブースは休む暇もありませんでした。
東村町の町民の皆さんの強いつながりを感じる「かかし祭り」でしたが、ずっと続くように祈るとともに来年以降も微力ながら協力していきたいと思います。
学長から一言:本学の所在地で毎年秋に行われる「かかし祭」に参加した電気電子工学科の皆さん、祭を盛り上げる活動、お疲れ様でした。会場になった先年閉校した東村小学校の旧施設に集まった来場者に、学科ご自慢の自走ロボットを披露。子ども達はリモコンで自在に動かせる自走ロボットの操縦に大喜びだったようです。これからも学科で行っている面白い内容を近隣の皆さんにドンドン紹介してください。