学部・学科・大学院
経済学科
中村 和裕(なかむら かずひろ)
職 名 | 准教授 |
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学 位 | 博士(学術) |
専門分野 | スポーツ経営、知的・精神障がい者柔道 |
担当科目 | 現代スポーツ論、生涯スポーツ論 |
メッセージ | 本学が提供するスポーツマネジメント教育を通じて、己を完成し地域社会をより良くするそういった機会を提供できるよう心がけ学生と向き合っています。 |
精神・知的障害者を対象とした柔道療法の治療効果に関する介入研究
柔道は技術や身体機能の向上を習得する過程で、合理的思考力や敢闘精神を獲得し、自己の精神修練や他者への貢献といった、心理・社会的な人間としての成長を促すといわれている。その柔道を精神・知的障害や発達障害を有する方々に療育療法として実施する取り組みが国内外で実施されている。しかし、その有効性を定量化し、評価する手法は確立されていない。筆者は、精神・知的障害者を対象にSocial Skills Training (SST)の構造を取り入れた柔道療法の効果発現様式の同定と定量化を目的として、とくに自己効力感や、生活の質に対する主観的意識の変化に焦点を当てて検討している。
大学生に対するスポーツマネジメントに関する授業の概観とその効果―受講生提出レポートの定性分析より―
近年、スポーツの成長産業化が国策に位置付けられる中で、それを担うスポーツ経営人材育成について高等教育機関としてのスポーツマネジメント教育のあり方が問われている。筆者は、本学スポーツマネジメントコースが提供する科目「スポーツマネジメント論」の授業内容と授業満足度等に着目し定性的な調査を実施した。その結果として、ディスカッションやコミュニケーションスキルの獲得、プレゼンテーション能力の向上など一定の成果が示唆された。