学部・学科・大学院

経済学科

石丸 敬二(いしまる けいじ)

職 名 准教授
学 位 修士(経済学)
専門分野 情報教育
担当科目 情報処理基礎、情報処理技法、プログラミング基礎、経済学演習Ⅰ、経済学演習Ⅱなど
メッセージ 「接客・品揃え・面積・立地、この4つのデータの中で店の売上に一番影響しているのはどれか?」と訊かれたとき、どうやって解を導けばよいのでしょうか。そのためにデータ分析という便利な道具があります。その使い方を探究してみましょう。

データ分析で探る社会システムの一側面

複雑なことを知るのではなく、単純な原理と手法を身につけることで、物事の本質を明快に理解できるのが、統計学的アプローチを用いたデータ分析の面白さです。学生との接点となる3年次のゼミナールでは、基本的な思考のトレーニングとツールの習得に力を入れています。計算の速さや正確さを競うのではなく、身近で現実的な状況から自然に生じる問題を扱うので、これまで数学に苦手意識があった学生も興味を持って取り組んでいます。

ある日のゼミ風景その1

A分析ツールのひとつ―ラフ集合分析とは―

1982年にZ. Pawlak氏によって提唱されたラフ集合分析は、物事をラフ(大まか)に理解するための分析手法です。「特徴を見つける方法」とも言えます。多くの情報を持つ対象(人・モノ・事柄等)であっても、私たちは「要するにこういうもの(こと)」として理解することがあります。そうした捉え方のプロセスがラフ集合で説明できる場合があります。感性工学の研究で使われることが多いラフ集合ですが、この分析手法を教育の分野に応用できないかと考えています。

ある日のゼミ風景その2