
【経済学科】ご卒業おめでとうございます!
春の日差しが降り注ぐなか、令和6年度学位記授与式が3月20日(木)に挙行され、経済学科では153名が無事卒業の日をむかえることができました(昨年度の様子はこちら)。大学会館ホールでの全学の式典が行われ、経済学科の学科総代を元廣真衣さん(広島県立尾道北高等学校出身)が務め、卒業生を代表して答辞を述べました(学報183号に掲載)。
式典の後、学部・学科ごとに分かれて学位記の授与が行われました。
楠田学部長から学位記とメダルを授与される元廣さん
最も優れた卒業論文を作成した卒業生4名に、楠田学部長から学部長賞の賞状と記念品が授与されました。がんばりが評価されてよかったですね。3年生のみなさんはぜひ来年度の受賞を目指して、卒業論文執筆に励みましょう。
学部長賞を受賞した池田琉星さん(山口県・桜ケ丘高等学校出身)
小林慎弥さん(広島県・盈進高等学校出身)
高橋詩音さん(広島県・如水館高等学校出身)
近森一樹さん(広島県立日彰館高等学校出身)
楠田学部長から卒業にあたって訓話がありました。イギリスの名言「一日幸せでいたいならば、床屋に行け。一週間幸せでいたいなら、車を買え。一ヶ月幸せでいたいなら、結婚をしろ。一年幸せでいたいなら、家を買え。一生幸せでいたいなら、正直でいることだ。」がはなむけの言葉として贈られました。
真剣なまなざしで楠田学部長の話を聞く卒業生
最後に記念撮影が行われました。
学科総代(前列)・学部長・指導教員(後列)
学部長賞受賞者(前列)・指導教員(後列)
ともに学んだ仲間とともに
学科総代の元廣さんより、4年間の学生生活を振り、在学生のみなさんへメッセージをいただきました。
私たちの学生生活は、オリエンテーションは対面で行えたものの、新型コロナウイルスの影響で、1年生のときはほとんどの授業がオンラインとなり、思い描いていたものとは少し異なるものでした。何度も動画を見返すことができるなどオンライン授業には良さもありましたが、自宅で一人パソコンと向き合う日々に、このままずっとオンラインだったらどうしよう、友達ができるかなという不安や悩みを抱え、高校までと違ってすべて自分で選択・行動しなければならない大学生活に戸惑いばかりの1年を過ごしました。
2年生からは対面授業が増え、同じクラスの友達と一緒に授業を受け、昼休みを過ごし、一緒に帰るという生活が徐々に送れるようになりました。特別な勉強法というのはありませんが、授業はすべて出席し、ノートをしっかりとるという当たり前のことをし、先生の話をただ聞き板書をそのまま写すのではなく、先生が説明される中で大事だと思ったところや分かりやすい表現などはメモするようにしました。授業中や授業前後、空きコマをうまく活用し、先生に質問したり、友達と一緒に勉強しました。私はどちらかというと友達に教えることの方が多かったですが、教えることで自分の理解も深まりました。練習問題を何度も解き、授業ノートや小テストを振り返り理解できているか確認し、試験に挑みました。
2年生のときに受講した李教授の「労働経済学」の講義内容に興味をもち、ゼミのテーマも自由だったこともあり、3年生から李ゼミに所属しました。高校までと違って、大学には市外や県外出身の学生もおり、これまでと違った発見や学びがあり、ゼミは刺激になりました。私の地元である尾道市には多くの空き家が存在していることから、空き家を活用した地域活性化をテーマに、卒業論文を執筆しました。
学生生活を通していえることは、友達の大切さです。友達がいたからどんなことも乗り越えることができ、勉強だけでなく、趣味や恋バナで盛り上がるなど、楽しい日々を送ることができました。4年という時間はあっという間に過ぎ、アルバイトがメインだった私はもっと課外活動に取り組んだり、旅行に行ったり遊んでおけばよかったと少し心残りがあります。在学生の皆さんは、そんな心残りをしないように、勉強はもちろん、積極的にいろいろなことに挑戦し、しっかり遊んで、楽しいキャンパスライフを過ごしてください!
最後に、佐藤学科長より、卒業生のみなさんへメッセージをいただきました。
卒業おめでとうございます。皆さんは、大切な学生時代がコロナ禍と重なり、思い描いていた生活とかなり違っていたと思います。でも、コロナ禍を立派に乗り越えてきた皆さんは、今後どんなことがあっても乗り越えていかれることでしょう。ときには戸惑い、悩むこともあると思います。そんな時は、学生時代の友を思い出してください。ちょっとした満足感や達成感を感じた時、ぜひロダン橋でお話を聞かせてください。いつでも、どんな時でも、母校が待っています。
4月からそれぞれの道で自分らしく輝けるよう教員一同応援しています。ご卒業おめでとうございました!